1950~1959【1950年代の車】

スズキは、1936年に自動車の研究を始めて1939年に試作車を完成させました。
第2次世界大戦の影響で自動車の開発は1940年に中止となりました。戦後、1952年に発売した二輪車の成功を機に、スズキは四輪車の再開発に踏み切りました。1954年1月に研究が始まり、同年9月1日には早くも試作第1号車が完成しました。10月25日、試作第2号車が完成し、箱根登坂テストが行われました。そして翌1955年10月、量産軽自動車としては初となる「スズライトSS」を発売しました。スズライトは、技術面でも日本で最初に前輪駆動方式を採用するなど、軽四輪車のパイオニアとして新分野を開拓した歴史に名を残す車でありました。そして1959年、当時市場の中心にあった商用車として「スズライトTL」を発表しました。

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1955年

スズライトSS

日本の量産軽自動車としては初となる「スズライト」は、1955年10月に発表されました。スズライトの「スズ」は"スズキ"の略、「ライト」は"軽い"という意味の他、"光明"を意味しています。当時、四輪車に2サイクルエンジンを搭載して成功させたのも、FF(前エンジン・前輪駆動)方式を日本で初めて採用したのもスズライトでした。

■主要諸元

  • ●エンジン型式:空冷2サイクル2気筒
  • ●総排気量:359cc
  • ●最高出力:15.1ps/3800rpm
  • ●発売当時価格:420,000円

1959年

スズライトTL

スズライトTL型もFF方式を採用。「大きな居住空間と荷室」「力強く加速性の高い軽自動車」として高い評価と人気を得ました。スズキは、このTL型の人気により、軽自動車生産で急激な伸長を見せ、発表3ヶ月後の1959年12月には当初の目標であった月産200台に達し、1960年には5,824台の生産実績を上げました。

■主要諸元

  • ●エンジン型式:空冷2サイクル2気筒
  • ●総排気量:360cc
  • ●最高出力:21ps/5500rpm
  • ●発売当時価格:345,000円