1980~1989【1980年代の車】

1981年、それまでのミリタリールックからスポーティなスタイルへと生まれ変わったジムニーを、1983年には個性的なピックアップスタイルの「マイティボーイ」を、1985年には「エブリイ」のフルモデルチェンジ、1987年には軽初のDOHCターボエンジンを搭載した「アルトワークス」をそれぞれ発表しました。

1980年代には、スズキはパキスタンやインド、中国などの国々で海外展開を本格的に始め、これらの国々で生産される車は、フロンテやアルト等をベースとしたものでした。アルトは1985年6月には国内累計販売台数100万台、1989年7月に同200万台を、またキャリイは1987年5月に同200万台をそれぞれ達成しています。

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1981年

ジムニー(SJ30)

1981年のジムニーのモデルチェンジの特徴は、これまでのミリタリールックのスタイルから、スポーティーなスタイルへ一新したことです。室内もゆとりのあるスペースを確保し、セダン感覚の大型ウインドーを採用することによって、広い視界と明るい室内を実現しました。また、減速時燃料制御機構と二段式消音システムの2サイクル3気筒エンジン(排気量539cc)の搭載により、経済性・静かさも向上しています。

■主要諸元

  • ●エンジン型式:水冷2サイクル3気筒
  • ●総排気量:539cc
  • ●最高出力:28ps/4,500rpm
  • ●車両重量:705kg
  • ●発売当時価格:780,000円

1983年

マイティボーイ

当時新しいジャンルであったピックアップスタイルを取り入れた、ファッション性の高い軽商用車として注目を集めました。実用性の追求、機能本位の設計により、車重510kgという軽量化を図りつつも、荷台は最大積載量200kgで、しかも荷台床面が低く(56cm)、荷物の積みおろしが楽にできるようになっています。「マイティボーイ」の名称は「力強い少年」を意味する機動性に富んだクルマを表現し、若年層へのアプローチを狙った車名としました。

■主要諸元

  • ●エンジン型式:水冷4サイクル3気筒
  • ●総排気量:543cc
  • ●最高出力:28ps/6,000rpm
  • ●最大トルク:4.2kg・m/3500rpm
  • ●発売当時価格:545,000円

1987年

アルトワークス

アルト「ワークス」は、軽自動車で初めてDOHCターボエンジンを搭載。最高出力は64psを発揮しました。上級グレードにはエアロパーツを標準装備し、また「ワークス」RS-Rは、ビスカス・カップリングを用いたクラス初のフルタイム4WD方式を採用するなど、アルト「ワークス」はスズキのカーテクノロジーの結晶ともいえる高性能、コンパクトなスポーツミニです。

■主要諸元

  • ●エンジン形式:4サイクル3気筒水冷 EPI DOHC12バルブインタークーラーターボ
  • ●総排気量:543cc
  • ●最高出力:64ps/7,500rpm
  • ●最大トルク:7.3kg-m/4,000rpm
  • ●車両重量:610kg~650kg
  • ●発売当時価格:875,000円より

1988年

セルボ

バンタイプのみへと移行した三代目セルボ。メカニカル・コンポーネンツはアルトのものを流用し、スポーティーなルックスの3ドアのみとしました。特別仕様車として設定した「ごきげんパック」には、世界初となる電動パワーステアリングを時代に先駆けて採用しました。

■主要諸元

  • ●エンジン形式: 水冷・4サイクル・3気筒
  • ●総排気量:547cc
  • ●最高出力:40ps/7,500rpm
  • ●最大トルク:4.2kg-m/4,500rpm
  • ●車両重量:600kg~650kg
  • ●発売当時価格:698,000円(CGXF)