はじめに

軽自動車が生まれたのは、1949年(昭和24年)。小型自動車が分かれて初めて軽自動車という規格が誕生しました。 スズキは、1955年に量産軽自動車としては初となる「スズライト」を発売しました。その第一号車のお客様はお医者さんでした。雨の日にも風の日にも「早く患者さんのところに往診にいきたい」。そんな願いから軽自動車をお求めいただきました。その後、軽トラックに代表される商用車も発売され、農林水産業の方や個人商店、町工場の方など、「仕事に役立つクルマ」として発展してきました。また、公共交通機関の不便な地域での大切な交通手段として、買物やお子様の送り迎え、通勤にご利用いただく「生活に欠かせないクルマ」として重要な役割を担ってきました。

このように、狭い道路が多い日本の中で、取り回しが楽で、便利で使い勝手が良く、国民生活に浸透してきたクルマが軽自動車です。限られた寸法、排気量の中で、お客様に満足をいただけるような新技術やアイデアをたくさん詰め込んだ軽自動車はまさに「芸術品」ともいえるでしょう。

さらにその技術は、インドや東南アジアなど新興国で生産・販売されるクルマにも応用され、各国のモータリゼーションの発展や経済発展にも寄与しています。

その一方で、環境問題や省資源、省エネルギーへの取り組みを一層強化していかなければなりません。その中で経済性が高く、環境負荷が少ない軽自動車の重要度はますます高まっていくでしょう。

これからもスズキは、技術を磨きお客様に喜んでいただけるよう価値あるクルマ作りを目指してまいります。

スズキ株式会社