新型ジムニー

新型ジムニーシエラ

JIMNY×TERRY with

テリー伊藤のジムニー原論Vol.2

7月の発表会で実車を確認して以来、乗りたくてウズウズしていたテリー伊藤が、一番いいというシフォンアイボリー/ブラック2トーンルーフモデルを借り出し、大好きな海に向かった

聞き手/本誌・本郷 PHOTO/西尾タクト

ステアリングダンパー装着でキックバックが低減され、XCならクルーズコントロール装備で高速走行もさらに快適だ

リヤシートはワンタッチでフラットに畳め、腰掛けていてもリラックスできる

ジムニーで海をドライブ。幸せな気分に浸りました

本郷 テリーさん、念願のジムニーで海にドライブですよ。

伊藤 やりましたね。68歳にして昨晩はなかなか眠れませんでした。シフォンアイボリー/ブラック2トーンルーフの組み合わせ、四角いクルマに似合うんですよ。スズキのデザイナー陣はほんとカラーの選択がうまいよね。

本郷 テリーさん、鎌倉あたりから大磯くらいまでよく走られるんですか?

伊藤 休日は渋滞でダメですが平日は気持ちのいいドライブコースです。大学生の頃、大磯ロングビーチのプールでアルバイトしていたんですよ。それ以来のホームコースですから評論家に負けませんよ。

フェンダーにあったアンダーミラーがなくなったことで、すっきりとしたハコボディになった

テリーさんはシートのよさと助手席の足元の広さに注目。同乗者にも洗練を感じさせる

本郷 そう、オフロード性能も重要ですが、普段使いでどうなのかも気になります。

伊藤 実は乗り出して以来、驚き続けているんです。何がって乗り心地のよさですよ。ラダーフレームの荒々しさが薄れて物足りない気もしましたが、これで正解です。加速もスムーズで今持っているシエラが「私を捨てるの?」とジェラシーまじりに問いかけてくるようです。

本郷 古いジムニーを知る我々にすれば、高校の同級生の女の子が、都会に出てすっかり垢抜けてしまったような気もします。

伊藤 古いなあ、木綿のハンカチーフ世代だね!? 編集長、ジムニーは垢抜けたんだけど、ちゃんと同窓会にも出るような純朴さもある。そこが受けているんです。

本郷 確かに石けんの匂いがしそうです。おっと海が青い。〝大磯ブルー〟ですね。大磯港の手前に坂道があるので4WDにしてみましょうか?

伊藤 さあ4WDです。これこれ、走りながらトランスファーを4Hにする瞬間、手にガクンとしっかりした感触が残るでしょう。新型もいいですね。おっ、4WDにするとやっぱり安心感が増すね。

本郷 新型ジムニーはセーフティサポートが付きました。さっ
きもピピッと警報音が鳴りましたね。

伊藤 車線をはみ出しそうになった時に警報音が鳴る以外にも、たまたま進入禁止の標識に近づいたところで、ピ
ピッと鳴ったから、逆走防止になるよね。

本郷 そうです。安全装備がぬかりなく付いています。

伊藤 完璧ですね。

4WDのしっかり感が伝わるね

傾斜のある路面もジムニーならば安心感がある。オフロードに行かなくても4WDにすれば、その安定感はさすがのひとこと。最低地上高が205mmもあるから下回りを打つ心配もない

3人乗っても軽快な走りでびっくり

編集部のスタッフを加え、おとな3人が乗っても非力感はまったくない。あまりの気持ちよさに車内は話が弾む

逞しいインテリアにそそられるね

機能優先としながらもシンプルで力強いインテリア。助手席に乗っても視覚的な安心感がある

ダイヤルやスイッチは大きく操作性がいい。シフトレバーも大きくジムニーらしさをアピール

テリーの結論 オフロードに行かなくてもジムニーは100点だ!

これまでのジムニーはマニアのもので、それをしたり顔で乗る人たちが多かった。オフロード行けば負けないぞっていうのも、クルマの楽しさだし、軽自動車なのに〝でかい顔〟できたのもジムニーの魅力だった。
ところが新型は「オフロードに興味はありません」と言っても許される。シンプルでスマートな暮らしぶりが見えてくるからだ。大人気になったジムニーは、市民権を得た一方でマニアたちは寂しがるかもしれない。
でも彼らは彼らでカスタマイズしてみんなに「かなわないなあ」という世界を見せればいいと思う。実際、どんなカスタマイズモデルが出てくるのか!?楽しみでならない。
ファンの裾野の広いクルマは多くないが、新型ジムニーは、オーナーひとりひとりを幸せにしてくれそうだ。大磯にあるクルーカットで有名な床屋さんに立ち寄ると、オーナーがニコニコしながらジムニーを眺めていたのを見て、そう思った。また、先代同様新型ジムニーは女性にも人気となるだろう。高級ブランドでなくても身につけたくなる洋服のように、ジムニーは女性を惹きつける。「あの子ジムニーに乗ってきれいになったね」そんな話が聞こえてきても私は驚かない。
ジムニー100点です。

テリー伊藤のスペアタイヤカバー選び

本郷 ジムニーは販売店オプションのアクセサリーがとても充実しています。

伊藤 そうです。アクセサリーカタログを見ていると「俺だけのジムニー」の妄想がどんどん膨らみます。

本郷 手軽なところではスペアタイヤカバーでしょうか?いろいろありますが、テリーさんはどれを選びます?

伊藤 やっぱりサイでしょう。ハーフカバーデカールタイプもあるけど、サイがより大きくて目立つタイヤカバータイプがいい。

本郷 やっぱりジムニーはサイですよね。確かあのイラストはインドサイがモチーフになっていて、‘81年に誕生した2代目ジムニーから使われているというから伝統もあります。

伊藤 小さなジムニーが大きな草食動物のサイを使うところがいいんです。

本郷 確かにかっこいい。純正オプションのサイのタイヤカバーを装着すれば「ダサイ」とか「ドンクサイ」なんて言われませんから。

伊藤 えっ編集長、今のは洒落!?そっちの「サイノウ」はないなあ。ところで、いま本当に新型ジムニーシエラに乗り換えようかどうか迷っているんだ。今回ジムニーに乗って、ジムニーシエラへの期待がはち切れんばかりになっているからね。

本郷 それはベストカー11月26日発売号でたっぷりとお伝えしましょう。

伊藤 早く乗せてくれ〜