パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム レース速報

粟津原選手、初出場にしてクラス優勝を獲得!!


レースは
好天のうちにスタート
6月30日、コロラド州コロラドスプリングス近郊、パイクスピークで第79回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム決勝、「Race to the clouds」が開催された。アンリミテッドクラスで出場したスズキ グランド エスクード パイクスピーク スペシャル/ドライバー粟津原選手は、11分01秒77のクラストップタイムでゴール。みごとクラス優勝を果たし、総合でも4位という成績を修めた。

今日の路面コンディションはドライ。今大会中、天候に恵まれず練習走行では連日ウェットコンディションであっただけに、初出場の粟津原選手にとってはパイクス初のドライ路面。初レース、初コース、初タイヤと、初めてづくしの決勝レースとなった。そのような状況の中でクラス優勝を獲得したことは、ルーキーとして素晴らしい結果である。

同じくアンリミテッドクラスに出場した田嶋選手は、レース中盤でマシントラブルが発生。ゴールを目指したが、レース終盤にて惜しくもリタイヤ。中間地点での最高速度は125マイル(200キロ)を越えており、新記録樹立の瞬間に向けて会場全体の期待も高まったが、残念な結果となってしまった。


決勝レポート

ついに決勝始まる!!


決勝スタート
世界も最も厳しくそして難しいレース、第79回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムが現地時間6月30日午前9時30分その幕をあけた。
早朝からパイクスピーク周辺の天候は快晴。このところ毎日降っていた雨も昨日は大して降らず、今日の路面はドライ。今までにない天候に恵まれた、絶好のレース日和となった。

故ドライバーに
黙祷をささげる関係者
レース前には先日の事故で亡くなったチャンドラー選手の遺族が参加者に向けて感動的なスピーチを行った。いかにもアメリカらしい、参加者そして選手、すべての関係者への尊敬の念があふれた素晴らしいスピーチに会場は一時、感動に包まれた。
そのメッセージの趣旨は次の通り。
「このレースで彼が亡くなったことはとても残念な事です。しかし、だからといってその事でこのレースに対する私たちの思いは全く変わりません。どうか皆さん100%いや110%の力を出してレースを楽しんでください。それが亡くなった彼の願いでもあり、私たち遺族の願いでもあります。今日は天気も最高です。皆さん、どうかお願いします。神が与えてくれたこの素晴らしい山で、最高の天気の中精一杯頑張ってください。」
パイクスのレースに対する熱い想いが伝わってくる、この感動的なメッセージを受け参加者全員がレースに向かって精一杯走る事が、亡くなった彼への最大の供養になると確信した。またその遺族の方たちのためにもベストを尽くす事を誓いあい、レースが始まる事となった。


スズキ勢の状況


スズキのパドック
スタートを待つスズキ勢
2日前のプラクティス最終日、転倒し心配された粟津原選手のマシンも先日の予選当日には完全に修復が終わっており、全く心配ないという状況。また田嶋選手のエリオも決勝に備え駆動系の部品をすべて新品に交換し、まさに万全の体制でこの決勝を迎えた。

田嶋伸博選手
田嶋選手のコメント
「いよいよです、やるべき事はすべてやりました。今日は今までで一番路面の状態も良いようです。今日はやります。コースレコードも狙うつもりで行きます。
今までの経験、気合、すべてを出し切るつもりで走りますので期待していてください。」

スタート前の粟津原選手
粟津原選手のコメント
「天気が良いね、ドライ路面は考えてみたら初めてなんだよね。今までずっとウエットだったからね。でも今日はいくよ、エンジン全開で気合入れていくから。狙いは10分10秒。速すぎかな。でもとにかく期待してください。」


空前のスズキの応援団

スズキディーラー応援団
スズキ大応援団、登場
この日パイクスのスタート付近は、赤いSWT(スズキワークステクノ)のユニフォームに身を包んだスズキの大応援団に占拠されたといっても過言ではない状況となった。
総勢400名からからなる全国のスズキディーラーの皆さんだ。その圧倒的な数と元気さに、まさにこの日のスタート地点はスズキ一色となった。
この迫力には田嶋、粟津原選手もかなり勇気をもらった様だ。応援団の皆さんは憧れの両選手にサインをもらったり、一緒に写真を撮ったりとレースを目一杯楽しんでいる。スズキのパドックの後ろ側に設置された大型テントがスズキ応援団専用のブースとなった。また今回の応援団の中には田嶋選手のお母さんと妹さんも姿を見せた。

山頂に陣取る観客たち
田嶋選手のコメント
「本当の大勢の方にここまで来ていただいて応援して貰えるなんて夢のようです。
今までこのパイクスでこんなに大勢の方に直接応援していただいた事はありません。
是非、優勝して日本に帰りたいですね。母親まで来て貰うとは本当にびっくりです。」


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