●'96「スズキ・エスクード・パイクスピークスペシャル」・・・

V6-2000のシングルエンジンをリヤミッドに搭載、ツインターボで過給し、800馬力オーバーを絞り出すモンスターマシンだ。前後の重量配分は47:53となっている。またWRCでもお馴染みのミスファイヤリングシステム、IAFを採用している。ボディーはオールアルミ製モノコックの採用で軽量かつ高剛性を誇る。空力面では前後ウイングや車体下面のフラット化、リヤディフューザーなどで武装し昨年の倍近いダウンフォースを得ている。


SPECIFICATIONS

Car Suzuki Escudo
Pikes Peak Special
Engine type H20A DOHC V6 24 valve twin turbo
Type SS-14 Displacement 1998cc
Overall length 4870mm Max. power Over 800ps
Overall width 1800mm Max. torque Over 80kgf-m
Overall height 1435mm Drive train 4WD
Wheelbase 2540mm Transmission Sequential 6 speed
Tread(F/R) 1512mm/1510mm Suspension(F/R) Double wishbone
Dry weight 800kg Brake 4 pod caliper
Frame All alminium space-frame Tyre 285/660-17 racing

●レースドキュメント・・・
 
今回のパイクスピークは、昨年とは打って変わり晴天が続いていた。そのためコースは表面の土が浮き上がり、非常に滑りやすい状況となっていた。練習走行、予選を経て、7月4日いよいよ決勝レースがスタート。多くのギャラリーの声援を受け、55台のマシンが次々と20km先の山頂を目指し駆け上がっていく。
そして、注目の対決。田嶋選手のスズキ・エスクード対ミレンのセリカ。
まずは昨年田嶋に破れ今回は万全の体制でパイクスに臨んだミレンがスタート。続いて田嶋のエスクードが猛然と砂塵を巻き上げスタートを切った。豪快なドリフトを決めながら、コーナーを攻める。しかし事前テストが十分に行えなかったせいか、メカニカルトラブルを抱えながらの走行になった。また不運なことに、予想以上の悪路に苦戦を強いられたがパワーにまかせゴール。コースレコードには及ばないものの好タイムを記録した。結果は、ミレンが田嶋をおさえ総合優勝を獲得。残念ながら2年連続優勝は逃したものの田嶋とエスクードは総合2位を獲得した。


●田嶋選手のコメント・・・・
 
「ベストは尽くしたが残念な結果になった。しかしこのコンディション(メカトラブル)にもかかわらずこのタイムを出すことが出来た。マシンのポテンシャルの高さは証明されたと思う。来年は、コースレコードも総合優勝も充分いけるだろう。」


このページでは新情報が入り次第紹介していく予定だ。お楽しみに!