1997年
エスクード・パイクスピーク・スペシャル '97情報
ベース車両は1996年と同じくツインターボで過給するV6エンジン搭載のエスクードだが、ニューマシンではより排気量の大きいV6 2500ccエンジンを採用している。排気量の拡大に伴い最高出力も大幅にアップ、なんと995馬力を発生する。
またパワーアップに合わせ、サスペンションやブレーキなどの足回りの性能も高めている。外観上の変更は、強力なダウンフォースを発生させるためさらに大型化されたフロントスポイラー。カラーリングも赤になり、ますます迫力あるマシンに仕上がった。このモンスターマシンを操るのは、もちろん全日本ダートトライアルの第一人者、田嶋伸博選手だ。

ベースとなるエンジンは、市販エスクードの最高グレードに搭載されるH25A型V6-2500。これをアルミフレームボディにリヤミッドに搭載し、スズキ独自のミスファイアリングシステム=IMFを採用したツインターボで過給。ターボのブースト圧は電子制御される。またインタークーラーの形状やパイピングなどもモディファイした。その結果、最高出力995馬力、最大トルク95.0kg-mという強烈なパワーを発生、レースコンディションでも800馬力オーバーを絞り出す。
徹底的な風洞実験を行い最適化を図ったエアロダイナミクスも注目だ。フロントスポイラーは'96年仕様から約30%ほど大型化され、下面のグラウンド・エフェクトを稼いでいる。