スズキ、小型乗用車 新型「スイフトスポーツ」を発売

スイフトスポーツ
スズキ株式会社は、1.4L直噴ターボエンジン、軽量高剛性なボディー、新開発サスペンション等の採用により圧倒的な動力性能とハンドリング性能を実現し、クルマを操る楽しさをさらに高めた小型乗用車 新型「スイフトスポーツ」を、9月20日より発売する。
「スイフトスポーツ」は、「スイフト」のスポーツモデルとして2005年に誕生し、日本をはじめ欧州を中心とした海外市場において、走行性能を徹底的に高めたコンパクトスポーツとして高く評価され、多くのお客様からご支持いただいてきた。
3代目となる新型「スイフトスポーツ」は、軽量化技術とともに走行性能を向上させた新型「スイフト」をベースに、日常での使いやすさを確保しながら、より高性能なホットハッチバックへと進化させた。最大トルク230N・mを発揮する1.4L直噴ターボのK14C型ブースタージェット エンジンや、軽量高剛性な新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」採用による70kg※1の軽量化、新開発サスペンションにより高い動力性能とハンドリング性能を実現。卓越した性能を感じさせる力強いデザインに加え、スポーティーなエキゾーストサウンド、専用セミバケットシートなどスポーツマインドを高揚させるスポーツ要素の演出にもこだわった。
さらに、スズキ初採用となる車線逸脱抑制機能をはじめ、単眼カメラとレーザーレーダーで前方の歩行者や車を検知して衝突時の被害を軽減する「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」をメーカーオプション設定(セーフティパッケージ装着車)し、安全装備も充実させた。これにより、セーフティパッケージ装着車は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「セーフティ・サポートカー※2」の「サポカーS ワイド※3」に該当する。
- ※1 先代スイフトスポーツと新型スイフトスポーツ 6MT車、および先代スイフトスポーツ CVT車と新型スイフトスポーツ 6AT車との比較。
- ※2 自動ブレーキなどの先進安全技術をはじめとする一定の運転支援機能を備えた車(安全運転サポート車)の愛称。略称・サポカー。
- ※3 安全運転サポート車のうち、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載することで特に高齢運転者に推奨される「サポカーS」の区分のひとつ。「サポカーS ワイド」は、自動ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載する車。
*安全運転を支援する機能は、交通事故の防止や被害軽減に役立ちますが、検知性能・制御性能には限界があり、状況によっては正常に作動しない場合があります。これらの機能に頼った運転はせず、常に安全運転を心がけてください。
新型「スイフトスポーツ」の主な特長
- ①圧倒的な動力性能とハンドリング性能による走行性能の追求
- ②スズキ初の車線逸脱抑制機能をはじめ、充実の先進安全技術を搭載
- ③走行性能の高さを感じさせる力強いデザイン
販売目標台数(月間) 「スイフト」シリーズ 合計 3,500台
メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- *2WDは前輪駆動。
- *価格には、リサイクル料金、保険料、税金(除く消費税)、登録等に伴う費用は含まれない。
- *メーカーオプション(価格は消費税8%込み)
新型「スイフトスポーツ」の主な特長
① 圧倒的な動力性能とハンドリング性能による走行性能の追求
パワートレイン
- 低回転から高トルクを発揮する1.4L直噴ターボのK14C型ブースタージェット エンジンを搭載。1.4Lの小排気量ながら、103kW/5,500rpmの最高出力、230N・m/2,500‐3,500rpmの最大トルクで2.2L自然吸気エンジン相当の力強さを発揮する。
- 点火制御とターボ過給圧制御を専用チューニング。排気ガスの流入量を調節するウエストゲートバルブの開閉を、過給がかかりやすく反応に優れたノーマルクローズ制御とした。アクセル操作に対する反応を高め、過給応答性を向上。幅広い回転域で鋭い加速を実現した。
- スポーティーなエキゾーストサウンドにチューニングを施した排気系をはじめ、吸気系、冷却系、懸架系を専用設計。走行性能の向上に加えスポーツを体感できる演出にこだわった。
- 高トルクなエンジンの持ち味をより引き出すために、2~5速をクロスレシオ化した先代スイフトスポーツと同じギヤ比の6速マニュアルトランスミッションを採用。トルクアップがそのまま駆動力に伝わる、走りに特化した設定とした。
- 最適なギヤ比を設定し、鋭い加速が得られる6ATを採用。
- 高効率なパワートレインや優れた空力性能などにより、6MT車は16.4km/L※4、6AT車は16.2km/L※4の燃費性能を達成。
※4 燃料消費率JC08モード走行(国土交通省審査値)
ボディー
- 新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」や軽量衝撃吸収ボディー「TECT(テクト)」の採用に加え、内装部品やシートに至る細部まで最適化し70kg※1の軽量化を実現。
- 新型スイフトに対してトレッドを拡幅し直進安定性、旋回性能を向上。国内仕様スイフトスポーツとして初の3ナンバーサイズのボディーとした。
- 空力パーツの造り込みにより揚力低減と空気抵抗の低減を高いレベルで実現し、空気抵抗を先代スイフトスポーツ比で約10%低減。
シャシー
- ステアリング操作に対する高い追従性能を実現するため、専用ハブベアリングや専用トーションビームを採用し、車軸支持剛性を強化。
- 専用スタビライザーやコイルスプリング、ブッシュ類などの採用により、ロール剛性を最適化した。
- スポーティーな走行に特化した減衰特性のモンロー®のフロントストラット、リヤショックアブソーバーを採用。
- 強度と軽量化を両立した専用の17インチアルミホイールおよび、優れたグリップ性としなやかな接地性能を実現した195/45R17サイズのタイヤを採用。
- フロントブレーキサイズを拡大し制動力を確保。ディスク大径化やディスク厚を増すことで、高速領域の制動性能を向上した。
* モンローはテネコオートモティブ社の登録商標。
② スズキ初の車線逸脱抑制機能をはじめ、充実の先進安全技術を搭載
以下の安全機能と装備をセットでメーカーオプション設定(セーフティパッケージ装着車)。
<デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)>
- 単眼カメラとレーザーレーダーで前方の歩行者や車を検知する衝突被害軽減システム「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」をはじめ、車線逸脱抑制機能、誤発進抑制機能(6MT車を除く)、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能と、ハイビームアシスト機能を搭載。
- スズキ初採用の車線逸脱抑制機能は、車線内の自車位置と目標走行経路を計算し、車線を逸脱しそうな場合はドライバーのステアリング操作を支援する。
<SRSカーテンエアバッグ&フロントシートSRSサイドエアバッグ>
<アダプティブクルーズコントロール(ACC)>
先行車との速度差や車間距離を測定し、あらかじめ設定した速度(約40km/h~約100km/h)で先行車との車間距離を保ちながら自動的に加速、減速し追従走行する。
<リヤシートベルトフォースリミッター&プリテンショナー(左右2名分)>
③ 走行性能の高さを感じさせる力強いデザイン
エクステリア
- ノーズを前方にせり出させ、躍動感を強調した専用バンパー&グリル。
- 軽快さと空力性能のベストバランスを追求したルーフエンドスポイラー。
- カーボン調シボを施したフロントグリルとバンパー下部、サイドアンダースポイラー、リヤディフューザー。
- 切削加工とブラック塗装を施した17インチアルミホイール。
- 迫力のリヤビューを演出する、存在感のある専用マフラー[デュアルエキゾーストパイプ]。
- 専用車体色の黄色(チャンピオンイエロー4)をはじめ、全6色を設定。
インテリア
- スポーツ走行時などに運転姿勢をしっかり支える形状の専用フロントシート[Sportロゴ入り]を採用。
- 専用ドアアームレストオーナメント、インパネオーナメント、コンソールオーナメントを採用。車両前方から後方に向けて、赤から黒にグラデーションする柄でエキサイティングな走りを表現した。
- タコメーターの盤色を赤に、スピードメーターの盤色をダークシルバーとした強いインパクトのある専用メーターを採用。
- 高精彩の4.2インチ大型カラードット液晶のマルチインフォメーションディスプレイをメーター中央に採用。ブースト計と油温計を追加し、スポーツドライビングをサポートするとともにスポーティー感を演出。
- 表皮にディンプル加工を施しグリップ性を向上させた専用本革巻ステアリングホイールを採用。アクセントとして赤クロスステッチとピアノブラック加飾を施した。
- 6MTシフトノブにクロームメッキ、6ATセレクトレバーにサテンメッキ加飾を採用。シフトブーツに赤ダブルステッチを採用。
- スポーティーで操作性に優れたステンレス製ペダルプレートを採用。