1. | エクステリア |
GMが、「シボレー」ブランド車特有の力強さと躍動感を「スポーティー&タフネス」というコンセプトに落としこみ、デザインした。 |
| ・ | フロントグリル中央に走る太いクロスバーと、シボレー・トラック・ラインナップの象徴であるゴールド・ボウタイ(蝶ネクタイ=シボレーのトレードマーク)・エンブレム |
| ・ | シボレー伝統の上下二分割大型コンポジット・ヘッドランプを採用 |
| ・ | 「スポーティー&タフネス」を表現したボンネットの曲面 |
| ・ | シボレー独特の膨らみのあるオーバーフェンダー(フレア・フェンダー)による、安定感のあるフォルム |
| ・ | 大型のリヤバンパーの採用による太目でどっしりとした、アメリカンブランドとしての特徴あるデザイン |
| ・ | シボレー伝統の丸型4灯リアランプをリアバンパーにビルトイン |
| ・ | シボレー車に共通で用いられる伝統の5本スポーク・ホイール |
| ・ | スモークレンズを採用し、クオーターウインドウからリアウインドウまで一体感あるデザインで、視認性が高く安全なハイマウントターン&バックランプ |
| ・ | ボディカラーは、GMオートワールド・ネットワーク販売仕様に6色(内専用色2色)、アリーナ店販売仕様に5色(内専用色1色)を設定 |
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2. | インテリア |
クルーズはインテリアもGMデザイナーの手によるもので、斬新で個性的なアメリカン・ブランド、「シボレー車」として仕上げられた。 |
| ・ | インストルメントパネルはブラック&シルバーの2トーンを採用し、メッキ塗装をふんだんに盛り込んだスポーティーな仕上げ |
| ・ | インテリア色にも2トーン・カラーを採用し、上質な個性を強調(ブラック&レッド及びブラック&グレー) |
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広くて静かな快適空間
クルーズは、小さなボディながら大人5名が快適に過ごせる室内環境を実現。実用性と快適性を両立した室内環境は、スポーティーで快適ドライビングにも大きく貢献している。 |
| ・ | ロングホイールベースとワイドトレッドによる広い室内空間、全高1,560mm(2WDルーフレールなし)による余裕のヘッドクリアランス、また、リアシートのヒップポイント位置を後方に設定してゆとりのレッグルームを実現するとともに、アップライト・ポジションに設定されたフロントシートにより、高い位置からの広い視界を確保 |
| ・ | チルトステアリングと運転席シートリフターを全車標準装備とし、幅広い体格のドライバーに対応するドライビングポジション |
| ・ | 高い位置にセットされた一見性が高く操作性の良いオーディオ/NAVIスペース(2DIN)など、機能的なレイアウトのインストルメントパネル |
| ・ | シート幅及びバックレスト高に余裕のある専用大型フロントシートに、運転席ランバーサポートを採用し、長時間のドライビングによる疲労軽減に貢献。また、4WD車には運転席シートヒーターを標準装備 |
| ・ | ワンタッチ収納のリアシートにより、用途に応じたアレンジが容易にできる。 |
| ・ | 大型カップホルダー(運転席・助手席)、インパネアンダートレー(運転席・助手席)、及びシートアンダートレー(助手席)など細部まで使い勝手が良く、豊富な収納スペース |
| ・ | 花粉フィルター付エアコン(上級グレードはオートエアコン)、抗菌インテリア、及びUVカットガラス(フロントドア)を全車標準装備にするなど細部に渡る快適性の追求 |
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3. | 信頼性の高いメカニズム |
| ・ | 新開発の電子制御カップリング=EMCD(Electro Magnetic Control Device)を採用したアクティブ・トルクコントロールの四輪駆動方式を採用。この新開発の駆動方式は、ABSコントローラーからの信号をとり入れ、幅広い走行環境に応じた走行安定性確保に寄与し、また、燃費向上にも貢献。 |
| ・ | 舗装路から山道まで、さまざまな路面状況に幅広く対応する大径15インチタイヤを装着し、195mm(2WD車)の最低地上高を実現。 |
| ・ | 静粛性とパワーを両立し、環境に配慮したオールアルミDOHCの新世代M型エンジンを搭載。GMオートワールド仕様車はM15A(1500cc)、スズキ仕様車にはM13A(1300cc)を搭載。タイミングチェーンに音の静かなタイプを採用し、エンジンヘッドカバーの共鳴を低減する等、騒音と振動を抑え静粛性に優れたエンジンとした。出力と燃費を両立するため、全機種VVT(可変バルブタイミング)機構を採用。 |
| ・ | トランスミッションは、坂道に強い新開発4速オートマチックを採用。エンジンとATをコンピューターで総合制御するため変速フィーリングがよく、低燃費に貢献。このトランスミッションには、多様な走行環境に幅広く快適に対応させるため、登降坂制御も導入。これは、上り坂ではシフトアップを抑える一方、下り坂では早めのシフトダウンによりエンジンブレーキを効かせるシステム。 |
| ・ | フロントサスペンションはリバウンドスプリング内蔵ショックアブソーバー採用のマクファーソンストラット、そしてリアはスズキ独自のI.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式の実績あるレイアウトをベースに、GMが専用チューニングで開発。 |
| ・ | 油圧に比べ実用燃費を3〜5%向上させる電動パワーステアリングを採用。車速感応プログラムにより、低速から高速まで安定感のある操舵フィーリングを実現。 |
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4. | ワールドカーとしての高度な安全・環境性能 |
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衝突安全性
シボレー・クルーズは、軽量衝撃吸収ボディーを採用し、世界に通用する衝突安全性と徹底した軽量化の両立を実現している。また、構造部材の効率的な接合や補強材の最適化など、独自のテクノロジーによる最大限のボディーの軽量化は、省資源はもとより走行性能や燃費向上の面でも大きく貢献している。 |
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パッシブセーフティー |
| ・ | 運転席・助手席SRSエアバッグ |
| ・ | フロントシートベルトプリテンショナー |
| ・ | フロントシートベルトフォースリミッター |
| ・ | リアヘッドレスト |
| ・ | サイドドアビーム(フロントドア) |
| ・ | 衝撃吸収パッド(フロントドア及びBピラー) |
| ・ | ISO‐FIX対応チャイルドシート固定機構 *以上全車標準装備 |
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アクティブセーフティー |
| ・ | ブレーキアシスト付4輪ABS |
| ・ | EBD (Electronic Brake-force Distribution) |
| ・ | フロントベンチレーテッド・ディスクブレーキ |
| ・ | ハイマウントターン&バックランプ |
| ・ | 挟み込み防止機構付きパワーウインドウ |
| ・ | チャイルドプルーフ(リアドア) |
| ・ | 9インチ大型マスターバッグ |
| ・ | ハイマウントストップランプ *以上全車標準装備 |
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全車「優-低排出ガス」車認定取得 |
1.5L、1.3Lのエンジンともにハイレベルのクリーン性能で、排出ガス中のHC(炭化水素)とNOx(窒素酸化物)を、平成12年排出ガス規制値に対して約50%低減。国土交通省の「優−低排出ガス」車認定を取得している。このクリーン性能にもVVT機構が大きく貢献。運転条件に応じて吸気バルブの開閉時期を連続的に変化させ、出力特性/燃費/排ガス浄化性能をバランスよく高める。また燃料噴射はマルチポイントEPIで適切に行われ、触媒がもっとも機能しやすい空燃比にコントロールされる。扱いやすい自然吸気であることも排ガス浄化に有利。排気量の小さい1.3Lには、「デュアル触媒方式」も採用。排気系を2系統に分け、それぞれに独立した触媒を配置して、きめ細かく空燃比制御している。 |
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資源リサイクル |
エンジンをオールアルミ製にした他、使用するプラスチック部品の約半分をリサイクル性に優れたポリプロピレン製とし、ドア内装等を材質毎に分けやすい構造とするなどリサイクルによる環境保護に配慮した。また設計段階から解体しやすい構造を考えるなど、リサイクル率の向上を目指した。 |