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2004年 9月13日


軽乗用車 新型「アルト」を発売

アルトE アルトG

 スズキ株式会社は、軽乗用車 新型「アルト」を9月13日より全国一斉に発売する。
 「アルト」は、1979年5月に軽ボンネットバンとして初代モデルを発売。当時の常識を破る「全国47万円」の価格設定と、直線的でスマートなデザインでヒットし、女性を主な顧客層とする軽自動車の新しい市場を開拓した。
 今回発売する新型「アルト」は、「自分の時間に気軽に使える親近感のわくクルマ」を商品コンセプトに開発、軽自動車本来の特長である経済性の高さや使い勝手の良さなど「アルト」の基本性能を追求した。
 具体的には、エアコン、パワステ、ラジオ、エアバッグ等を装着した上で65万円(税抜)の低価格を実現した高い経済性、女性ユーザーをターゲットにした若々しくあたたかみあるデザイン、乗り降りしやすく視界の広いシート高や見やすい大型メーターの採用、広めの荷室の採用、狭い道での取り回し性の向上など使い勝手の良さなど、日常の足として使用される軽自動車に求められる性能を一層向上させた。

軽乗用車販売目標台数(月間) 「アルト」 6,000台

(※但し、商用バンは現行車を継続販売する   月販目標 2,000台)


メーカー希望小売価格(消費税込み) ★は写真添付
商品名 機種名 エンジン 駆動・変速機 価格(円) ※1 ※2  
アルト DOHC 2WD・5MT 682,500 ☆3
2WD・3AT 735,000 ☆3  
4WD・5MT 836,850 ☆3  
4WD・3AT 889,350 ☆3    
DOHC 2WD・5MT 787,500 ☆3
2WD・3AT 840,000 ☆3  
4WD・5MT 915,600 ☆3  
4WD・3AT 968,100 ☆3    
DOHC 2WD・4AT 945,000 ☆4  
4WD・4AT 1073,100 ☆3  
※1 ☆4は平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定車、
☆3は平成17年排出ガス基準50%低減レベル」認定車。
※2 ◎は平成「22年度燃費基準」に対し、さらに5%燃費の低減を達成。「グリーン税制」に適合。

新型アルトの主な商品特長


(1) 分かりやすくお求めやすい価格設定、燃費の向上など高い経済性を実現
  「E」の2WD・5MT車でエアコン、パワーステアリング、AM/FMラジオ、運転席・助手席エアバッグ、カラードバンパー 等を装着した上で65万円の低価格を実現した。
  機種構成は、MT車が、経済車「E」65万円、標準車「G」75万円、AT車が経済車「E」70万円、標準車「G」80万円、上級車「X」90万円とシンプルで分かりやすく、かつ全機種で大変お求め安い価格設定とした。(前述価格は消費税抜き価格)
  「E」2WD・5MTの10・15モード燃費で24.5km/Lとするなど低燃費を追求した。
  E」「G」の4WD・3AT車を除く全機種がグリーン税制に適合し、自動車取得税の減額が受けられる。

(2) 若々しくあたたかみあるデザインを採用
  「円と直線」をデザインテーマにした個性的な外観フォルムを採用した。居住スペースは「直線」、ボンネットやバックドア、前後フェンダー部などはやわらかな「円」で表現して美しく安定感のあるフォルムとし、また、外観細部や内装にも「円と直線」のモチーフを多用、若々しくあたたかみあるデザインを実現した。
  フロントグリルはファッショナブルな格子グリルとし、グリルと連続したデザインのターンランプと角型ヘッドランプを採用、個性豊かな表情を持つクルマとした。
  車体色に「香りをイメージ」した新色、ムスクブルーメタリック(淡い青)、ココナッツベージュメタリック(明るいベージュ)の2色を採用するなど、全9色の設定とした。
  明るいベージュを基調とした、あたたかみのある内装色を採用した。
  シート表皮のデザインに、楽しいパズル柄のパターンを採用した。

(3) 毎日使う軽自動車としての扱いやすさや使い勝手の良さを一層向上
  〔運転のしやすさ、快適な乗り心地〕
  大型の見やすいメーターを採用し、視認性を高めた。
  フロントガラスの角度を立てて前方視界を広げて見やすくし、またバックドア越しの後方視界も広げてバックでの駐車をしやすくした。さらに、ドアミラーの鏡面面積を大きくし、ミラー越しの後方視界も大きくした。
  最小回転半径を4.1mと小さくし、狭い道などでの扱いやすさを向上させた。
  前席のシートスライド量を180mmから240mmに前後60mm増やし、大柄な人から小柄な人までより適切な着座位置が選べるようにした。
  昨年9月発売のワゴンRから採用した、スズキの軽乗用車 新プラットフォームを採用。新採用のサスペンションや車体構造により、乗り心地を良くし、静粛性を向上させた。また、キビキビとした走りが楽しめる。
   
  〔広い室内、乗降性の良さ〕
  室内高を30mm高くして1230mmとし、室内空間のゆとりを向上させた。
  前席シート着座高を25mm高くして560mm、後席シート着座高を20mm高くして605mmとした上で、前ドア開口部を上下左右に広くし、乗降性を一層向上させた。
   
  〔使い勝手の良さ〕
  荷室は、リヤシートを倒さなくても大型(A型)のベビーカーが積めるほどの広さとした。また、リヤシートを倒すことで床がほぼ平らな広い荷室として使用できる。
  「X」のリヤシートには便利な分割可倒式を採用した。
  グローブボックスは、ティッシュボックスが収納できる大きさで、すぐにティッシュペーパーが取り出せるように内部の形状を工夫した。
  インストルメントパネル中央付近にレジ袋などを掛けておくことのできる「コンビニ用フック」を設定。使用しないときは格納できる。
  その他、4人分のドリンクホルダー、カードケース、フロアコンソールボックス、インパネアンダートレー、フロントドアポケットなど、使いやすく便利な収納スペースを豊富に設定した。

(4) 衝突安全性能、防犯性能
  軽量衝撃吸収ボディー「TECT」や、前席シートベルトの性能向上、運転席・助手席エアバッグの全車標準装備等により乗員に対する衝突安全性を向上させた。
JNCAPで☆☆☆☆☆の評価を受けたワゴンRと同じプラットフォームを採用した。
  ルーフ(屋根)と車体をつなぐピラー(柱)と、ルーフサイドの内装などに衝撃軽減構造を採用。乗員の頭部への衝撃を軽減する。
  ボンネットやフェンダー、ワイパー周辺部などに、万一の時に歩行者の頭部への衝撃を軽減するフロント衝撃吸収構造を採用した。
  「G」「X」に、窓を破ってドアを開けるとハザードランプとホーン(警笛)で警告するセキュリティーアラームシステムを採用した。

〔参考〕 商用バンは、現行車を継続販売する。機種・価格(消費税込み)は下記の通り。
商品名 機種名 エンジン 駆動・変速機 価格(円) ※1 ※2
アルト
バン
Vs DOHC 2WD・5MT 582,750    
2WD・3AT 677,250    
4WD・5MT 747,600    
4WD・3AT 805,350    
Vl DOHC 2WD・5MT 661,500 ☆3
2WD・3AT 740,250 ☆3
※1、※2 「Vl」は、平成17年排出ガス基準50%低減レベル」認定車、
かつ平成「22年度燃費基準」に対し、さらに5%燃費の低減を達成し、「グリーン税制」に適合。