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2004年10月12日


市街地での使用に配慮した新型電動車いす「タウンカート」
を開発し、国際福祉機器展に展示


 

タウンカート

アリシア

 スズキ株式会社は、市街地での使用に配慮した新型電動車いす「タウンカート」を開発し、10月13日(水)から15日(金)の期間に開催される「第31回国際福祉機器展H.C.R.2004」(会場:東京ビッグサイト)に展示する。
 今回開発した「タウンカート」は、主に足腰に不安のあるお年寄りらが外出等に使用する新型電動車いすである。市街地での使いやすさに配慮し、コンパクトな車体とした上で小回りをしやすくし、明るく軽快なデザインを採用した。発売は2005年春を予定し、販売価格は未定である。

 また、同国際福祉機器展には、試作電動車いす「アリシア」も参考出品する。このモデルは、2004年5月に全く新しいコンセプトとデザインを提案した試作電動車いす「TM−30C」の発展型モデルである。外形をさらにコンパクトにし、小回り性能や実用性を向上させるなど改良し、参考出品する。

新型電動車いす「タウンカート」の主な特長
  スズキが販売する電動車いす「セニアカー」シリーズの中で最もコンパクトで小回りの良い新型機種。比較的道路の整備された都市部及び近郊での使用を想定し、市街地での安定した走行性能や、操作性に配慮した。
  (1) 公共施設やショッピングセンターへの乗り入れ、マンション内の通路やエレベーターへの乗り入れなど、都市部での使用に配慮し、小回りのきくコンパクトなボディとした。 全長は「セニアカーET4D」より100mm短い1,090mm、前幅は50mm狭い600mmとした。
  (2) セニアカータイプ初の後輪2モーター制御方式(後輪の左右のホイールを別々に駆動できる方式)の採用により、左右の後輪を別々に作動させる小回りが可能。最小回転半径は、「ET4D」より350mm小さい1,100mmとセニアカーシリーズで最も小さい回転半径で、狭い場所での取り回しがしやすい。
  (3) 狭い通路や、ドアの通過時などに楽に走行できるように、低速微動制御を可能とした。
  (4) 四輪独立懸架や、大径タイヤの採用により、乗り心地を一層向上させた。
  (5) 車体を持ち上げる取っ手を装着し、車輪のクラッチレバーをシートの背もたれ部に取り付けるなど、介助者にも便利な装備を採用した。
  (6) 明るく軽快なイメージで、市街地でも目立つファッショナブルなデザインとした。また、操作盤の表示はシンプルで分かりやすい表示とした。
  (7) 前照灯に、高輝度LEDランプを採用した。
  (8) アームレストにウィンカーを内蔵した。
     
試作電動車いす「アリシア」の主な特長
   「アリシア(ALICIA)」は、バリアフリー、タウンモビリティなどの住居環境が整いつつある都市部での使用を想定し開発した。
 従来製品が、駆動部分などの機構が見えるなど実用性に特化しているのに対し、「アリシア」は機体全体をカバーで覆い、大径20インチの大型区動輪と前輪駆動方式を採用して、実用性とデザイン性を両立した斬新な機体構成とした。
  (1) 利用者が社会で積極的に活動するユニバーサルデザインの試作モデル。「空間をすべるように移動する未来のイス」をイメージしてデザインし、モダンなマンションや家具ともマッチし、また近代的な公共施設や街中でも引き立つ外観とした。また、曲線を多用したカバーで機体全体を覆い、利用者を優しく包み込む、明るく楽しいイメージも追求した。
  (2) 自動車運転経験者や高齢者になじみやすいハンドル形の操作装置を採用した。
  (3) 駆動は大径20インチの前輪を電動で駆動させる方式で、段差の乗り越え性能を高め、広くて安定した足回りのレイアウトとした。
  (4) 乗降時、モーターによってステップが上下に移動する、便利で安心な電動昇降ステップ(足載せ台)を装備した。
  (5) 後輪のキャスターアームを回転させて座席の高さと角度を変えることができるスタンドアシスト機構を装備。 電動昇降ステップとともに、乗り降りのしやすさに配慮した。