2012年10月3日

スズキ、海外向け二輪車の新モデルを発表

スズキ株式会社は、10月2日から7日※1までドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市「インターモト」において、海外向け新モデルやコンセプトモデルなど5機種を発表し、市販車両等、計64台を出品した。

※1:10月2日はプレスデー。一般公開日は10月3日から7日まで。

新モデル

スズキの最上級スクーター新型「バーグマン650/エグゼクティブ」

バーグマン650エグゼクティブ

2002年に発売されて以来、快適な走りと上質な装備が各国で好評を得ているバーグマン650の全面改良モデル、新型「バーグマン650/エグゼクティブ」を発表した。フロントカウルに傾斜したラインを入れ、リヤカウルをスリム化したことで、全体的に引き締まった印象のデザインとした。また、エンジン細部の見直しにより従来モデルと比べて燃費を15%※2向上させた。装備類では、エコドライブインジケーターを表示した視認性の高いメーターを採用し、ABS、電動格納ミラー、電動スクリーンを標準装備とした。さらに、上級グレードの「エグゼクティブ」には、タンデムライダー用バックレスト、グリップヒーター、シートヒーターを標準装備とした。

※2:同じドライブモードでの比較。WMTC走行モード/当社測定値。

大型ツーリングクルーザーバイク新型「イントルーダーC1500T」

イントルーダーC1500T

1998年の発売以来、初めての全面改良となる新型「イントルーダーC1500T」を発表した。イントルーダーC1500Tに搭載する1462cm3エンジンは、1000~1600cm3の大型クルーザーのクラスでは最高出力・最大トルク※3を発揮する。専用設計のサイドケースを標準装備とし、大型のスクリーンや長距離移動に適したシートなどの採用により、快適なツーリングパッケージを提供する。また、流線形の車体や黒塗りの外装とエンジンによって、クルーザーらしいクラシカルなデザインとした。

※3:2012年9月現在、スズキ調べ。

コンセプトモデル

コンセプトモデル「Vブイ-Stromストローム1000 Conceptコンセプト

V-Strom1000 Concept

Vブイ-Stromストローム1000 Conceptコンセプトは、「スポーツ エンデューロ ツアラー」として欧州・北米を中心に好評を得ている「Vブイ-Stromストローム650ABS」と共通の開発・設計思想のもと、新設計の1000cm3V型2気筒エンジンとアルミ製シャーシに、ラジアルマウントフロントブレーキキャリパーとABS、トラクションコントロール、専用設計のサイド/トップケースなどを装備した参考出品車である。スズキ初の大型デュアルパーパスバイクとして発売した1988年のスズキ「DR750S」に着想を得たデザインを採用し、アドベンチャーバイクの醍醐味である万能性および操る楽しみや長距離移動の快適性を提供するべく、2014年モデルとして市販を予定している。

一部仕様変更車

ABSを追加したスズキの大型フラッグシップバイク「ハヤブサ」

ハヤブサ

「アルティメット・スポーツ=究極のスポーツバイク」をコンセプトに、高い空力特性を持つ独特のデザインと走行性能を継承してきたハヤブサに、新たにABSを追加し、ブレンボ製モノブロックフロントブレーキキャリパーを採用したことで、ブレーキ性能を強化し、トータルパフォーマンスのさらなる向上を図った。

特別仕様車

特別仕様車「GSX-R1000 GSX-Rシリーズ100万台記念エディション」

GSX-R1000 GSX-Rシリーズ100万台記念エディション

スズキを代表するスーパースポーツバイクGSX-Rシリーズ(GSX-R600/750/1000/1100)は、1985年に「GSX-R750」が発売されてから2012年9月までの27年間で、生産累計100万台を達成した。これを記念して、GSX-R1000の特別仕様車「GSX-R1000 GSX-Rシリーズ100万台記念エディション」を発表した。専用のグラフィックや装飾に加え、「1Million(100万台)」と書かれたシリアルプレートが装着される。この特別仕様車は、GSX-R750の発売年である1985年にちなみ、1,985台の限定生産モデルとなる。

ページのトップへ戻る