2014年8月1日

スズキ、2015年3月期第1四半期決算を発表

・第1四半期決算は増収増益も、アジアは減益
・業績予想は、日本・タイ・インドネシア等の見通しが厳しく据置き

1.第1四半期の業績概況

当第1四半期の連結売上高は7,104億円と前年同期に比べ346億円(5.1%)増加しました。国内売上高は消費税率の引上げに伴う駆込み需要で積み上がった受注残により2,560億円と前年同期に比べ158億円(6.6%)増加しました。海外売上高はアジア、北米で減少しましたが、欧州での増加により4,544億円と前年同期に比べ188億円(4.3%)増加しました。
連結利益の面では、営業利益はインドネシア、タイなどアジアで減少しましたが、日本、欧州等での増益により509億円と前年同期に比べ68億円(15.5%)の増加、経常利益は593億円と前年同期に比べ121億円(25.7%)の増加、四半期純利益は日本での法人税率引下げもあり375億円と前年同期に比べ105億円(38.8%)の増加となりました。

2.各セグメントの状況

四輪車事業は、国内売上高は「ハスラー」をはじめとして前期末に積み上がった受注残により前年同期を上回りました。また、海外売上高は欧州での増加により前年同期を上回りました。この結果、四輪車事業の売上高は6,290億円と前年同期に比べ382億円(6.5%)増加しました。営業利益はインドやインドネシアでの設備投資負担の増加や現地通貨安の影響、タイでの四輪車の大幅な販売減などによりアジアで減少しましたが、日本、欧州等での増益により473億円と前年同期に比べ25億円(5.8%)増加しました。
二輪車事業の売上高はアジアでの販売減少等により656億円と前年同期に比べ49億円(6.9%)減少しました。営業利益は日本から前期に輸出し海外で在庫となっていた大型二輪車が販売されたことなどもあり前年同期の営業損失27億円から営業利益10億円へと黒字化しました。
特機等事業の売上高は欧州での船外機の売上増加等により158億円と前年同期に比べ13億円(8.4%)増加しました。営業利益は26億円と前年同期に比べ6億円(31.8%)増加しました。
所在地別の業績につきましては、日本、欧州、及びその他の地域で増益となりましたが、アジアがインドネシア、タイなどでの減益により営業利益151億円と前年同期に比べ48億円(24.3%)減少しました。

3.連結業績予想

連結業績予想につきましては、当第1四半期の連結業績は前年同期を上回りましたが、国内では消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動減の影響、海外ではインドネシア、タイなど四輪車の販売、業績見通しが厳しいことから、前回予想を据置くことといたしました。
当社グループは一丸となってあらゆる分野での改革に取り組み、以下の連結業績予想以上を達成すべく事業活動を展開してまいります。

(連結業績予想…通期)
売上高 3兆円 (前期比 2.1%増)
営業利益 1,880億円 (前期比 0.1%増)
経常利益 1,980億円 (前期比 0.1%増)
当期純利益 1,150億円 (前期比 7.0%増)
(為替レート) 1米ドル=100円、1ユーロ=135円、1インドルピー=1.65円、
100インドネシアルピア=0.85円、1タイバーツ=3.10円

以上

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