2014年11月6日

スズキ、2015年3月期第2四半期決算を発表

- 増収、営業利益前年並み、通期業績予想・配当予想ともに据置き -

1.第2四半期の業績概況

当第2四半期の連結売上高は1兆4,307億円と前年同期に比べ605億円(4.4%)増加しました。国内売上高はOEM売上の増加により5,207億円と前年同期に比べ164億円(3.3%)増加しました。海外売上高は、欧州、アジアでの増加により9,100億円と前年同期に比べ441億円(5.1%)増加しました。
連結利益の面では、営業利益は日本、インドネシア、タイなどで減少しましたが、為替による増益等により905億円と前年同期並みとなりました。経常利益は972億円と前年同期に比べ48億円(5.2%)の増加、四半期純利益は539億円と前年同期に比べ22億円(4.4%)の増加となりました。
なお、配当金につきましては、前回予想を据置き、中間配当金は1株につき10円(前年中間配当10円)、年間配当予想は1株につき24円とさせていただきます。

2.各セグメントの状況

四輪車事業は、国内売上高は「ハスラー」などの前期末からの受注残の解消に注力するとともに、ワゴンRにスズキ独自の低燃費化技術「S-エネチャージ」搭載車を設定するなど商品力を強化し拡販に努めてまいりましたが、消費税率引上げに伴う反動減もあり、自社ブランドに係る売上は前年割れとなりました。しかしながら、OEM売上の増加により、国内売上高全体としては前年同期を上回りました。また、海外売上高はインドや欧州での増加により前年同期を上回りました。この結果、四輪車事業の売上高は1兆2,762億円と前年同期に比べ727億円(6.0%)増加しました。営業利益はインドネシアやタイでの減益により858億円と前年同期に比べ13億円(1.5%)減少しました。
二輪車事業の売上高はアジアでの販売減少等により1,235億円と前年同期に比べ151億円(10.9%)減少しました。営業利益は前年同期の営業損失10億円から営業損失2億円となりました。
特機等事業の売上高は欧州や北米での船外機の売上増加等により310億円と前年同期に比べ29億円(10.4%)増加しました。営業利益は49億円と前年同期に比べ7億円(17.8%)増加しました。
所在地別の営業利益につきましては、欧州、その他の地域で増益となりましたが、日本が為替による増益があったものの四輪車の競争激化等により601億円と前年同期に比べ63億円(9.5%)減少し、アジアがインドネシア、タイなどでの減益により273億円と前年同期に比べ77億円(21.8%)減少しました。

3.連結業績予想

連結業績予想につきましては、当第2四半期の実績を踏まえて各国での販売台数や為替等を見直しました結果、連結全体での売上高、各利益は前回予想から変更ありません。
当社グループは一丸となってあらゆる分野での改革に取り組み、以下の連結業績予想以上を達成すべく事業活動を展開してまいります。

(連結業績予想…通期)
売上高 3兆円 (前期比 2.1%増)
営業利益 1,880億円 (前期比 0.1%増)
経常利益 1,980億円 (前期比 0.1%増)
当期純利益 1,150億円 (前期比 7.0%増)
(為替レート) 1米ドル=104円、1ユーロ=138円、1インドルピー=1.72円、
100インドネシアルピア=0.87円、1タイバーツ=3.20円

以上

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