2015年8月3日

スズキ、2016年3月期第1四半期決算を発表

- 増収、営業・経常利益増益、四半期純利益(親会社株主帰属)減益 -

1.第1四半期決算の業績概況

当第1四半期の連結売上高は7,729億円と前年同期に比べ625億円(8.8%)増加しました。国内売上高はOEM売上の減少により2,473億円と前年同期に比べ87億円(3.4%)減少しました。海外売上高はインドでの四輪車の売上増加等により5,256億円と前年同期に比べ712億円(15.7%)増加しました。
連結利益の面では、営業利益はインドでの増益等により552億円と前年同期に比べ43億円(8.3%)の増加、経常利益は623億円と前年同期に比べ30億円(5.1%)の増加となりましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は非支配株主に帰属する四半期純利益の控除が増加したことなどにより317億円と前年同期に比べ58億円(15.5%)の減少となりました。

2.各セグメントの状況

四輪車事業につきましては、国内売上高は軽乗用車「アルト ラパン」の発売や、「ハスラー」、「スペーシア」などの燃費改善など商品力を強化し拡販に努めてまいりましたが、OEM売上の減少により、前年同期を下回りました。海外売上高はインドやパキスタンでの増加等により前年同期を上回りました。この結果、四輪車事業の売上高は6,919億円と前年同期に比べ629億円(10.0%)増加しました。営業利益はインドでの増益等により536億円と前年同期に比べ63億円(13.2%)増加しました。
二輪車事業につきましては、売上高は北米、アジアでの売上減少等により609億円と前年同期に比べ47億円(7.2%)減少しました。営業利益は前年同期の営業利益10億円から営業損失26億円となりました。
特機等事業の売上高は米国での船外機の売上増加等により201億円と前年同期に比べ43億円(27.3%)増加しました。営業利益は42億円と前年同期に比べ16億円(63.8%)増加しました。
所在地別の営業利益につきましては、日本は研究開発費、減価償却費の増加等により272億円と前年同期に比べ66億円(19.7%)減少しましたが、アジアがインド、パキスタンでの四輪車の売上増加等により291億円と前年同期に比べ140億円(93.2%)増加しました。

3.連結業績予想

連結業績予想につきましては前回公表予想から変更ありません。当社グループは一丸となってあらゆる分野での改革に取り組み、以下の連結業績予想を達成すべく事業活動を展開してまいります。

(連結業績予想…通期)
売上高 3兆1,000億円 (前期比 2.8%増)
営業利益 1,900億円 (前期比 5.9%増)
経常利益 2,000億円 (前期比 2.9%増)
親会社株主に帰属する当期純利益 1,100億円 (前期比 13.6%増)
(為替レート) 1米ドル=115円、1ユーロ=125円、1インドルピー=1.85円、
100インドネシアルピア=0.90円、1タイバーツ=3.50円

以上

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