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2000年2月18日


スズキ財団 平成11年度 科学技術研究助成について


 財団法人 スズキ財団(理事長 鈴木 修)は、2月18日、グランドホテル浜松(浜松市)において理事会を開催し、全国の大学、研究所等から応募のあった助成申請に対して、平成11年度の科学技術研究助成として31件、助成総額3,720万円を決定し、引き続き同会場において贈呈式および技術者の交流会を実施する。

 今回研究助成を行うものは、環境・省エネルギー技術関連5件、計測・画像技術関連4件、材料技術関連6件、電子・エレクトロニクス技術関連5件、生産技術関連9件、医療・福祉技術関連2件、の合計31件であり、いずれも独創的、先進的な研究である。

 環境・省エネルギー関連では、将来の有望なエネルギー源とされる燃料電池および内燃機関の燃焼技術に関する研究や、材料技術関連では、環境・省エネルギーとも関係の深い軽量化新素材の開発、電子・エレクトロニクス関連では知的ロボットの制御に関する研究、など、広く様々な分野にわたる科学技術研究が助成の対象となっている。


 同財団はスズキが創立60周年の記念事業として基金を寄託し、昭和55年3月に設立したもので、本年で20回目となる研究助成とともに、平成11年度からは海外からの研究留学者の受入事業を新たに行う他、普及・海外派遣等の助成活動を行っている。設立以来の助成内容は、総件数587件、累計助成総額7億5,469万円の実績となっている。また財団の資産総額は28億円に達している。

スズキ財団の概要
財団名 財団法人 スズキ財団
所在地 東京都港区東新橋2-2-8 スズキビル東新橋(TEL 03-5473-7871)
理事長 鈴木 修 (スズキ株式会社 社長)
目 的 国民生活における利便の増進に資する機械等の生産及び利用、消費に関わる科学的研究の助成とその成果の普及を通じて、日本の機械工業の総合的な発展と国民福祉の増進に寄与する事を目的とする。
資産総額 約28億円(平成11年4月1日現在)



平成11年度 科学技術研究助成一覧


番号 研究課題 大学名 役職 代表者
1 マイクロ波調理器による燃料電池隔壁用ジルコニアの高速焼結 東京大学 助教授 岸本 昭
2 "「竪型半連続鋳造−半凝固鋳造」複合法による高強度軽量合金の開発" 富山大学 教授 池野 進
3 自動車用アルミニウム合金鋳造材の高靭性・高耐久性化 東京工業大学 助教授 熊井 真次
4 複雑歯形部品の省力分流精密鍛造プロセスの開発 沼津工業高等専門学校 教授 大賀 喬一
5 知的ロボットのための画像理解ニューラルネットからの規則性抽出 徳島大学 助教授 福見 稔
6 2.5次元作業環境における物体仕分け・搬送作業システム 東京大学 教授 新井 民夫
7 "乱流中の物質混合・化学反応過程の解明と確率的数値計算法の開発" 名古屋大学 助教授 酒井 康彦
8 傾斜構造セラミック薄膜基板の焼成プロセス制御 阿南工業高等専門学校 助教授 品川 一成
9 音声の話者区間抽出に関する研究 静岡大学 助手 北村 達也
10 非定常予混合燃焼場における各種化学種の生成挙動に関する研究 同志社大学 教授 千田 二郎
11 次世代リチウムイオン二次電池正極材料の噴霧熱分解法による合成 東京工業大学 助教授 谷口 泉
12 工作機械上における円筒度と直径の同時計測に関する研究 東北大学 助教授 高 偉
13 "シミュレーションデータベースを利用した知的深絞り加工制御システムの開発" 東京都立大学 助教授 真鍋 健一
14 アクチュエータ/センサ故障にロバストな機構と制御に関する研究 電気通信大学 助教授 田中 一男
15 三次元原子配列制御と機能性材料の創成 静岡大学 教授 小林 健吉郎
16 "高精度位置決めを可能とするための制動用冗長アームを有する工作機械用パラレルメカニズムの開発" 金沢大学 助教授 立矢 宏
17 真空紫外光を用いたSiO2薄膜コーティングの室温形成 岡崎国立共同研究機構 教授 黒澤 宏
18 "インテリジェントハイブリッド変形・応力場計測法の基礎研究とその開発" 神戸商船大学 教授 西岡 俊久
19 ウォータジェットピーニングによるギヤ強度の向上 埼玉工業大学 先端科学
研究所長
大場 利三郎
20 ギガサイクル疲労における疲労寿命の予測 鹿児島大学 助手 陳 強
21 DME圧縮着火機関の燃焼に関する基礎的研究 茨城大学 助教授 金野 満
22 水噴射による予混合圧縮着火燃焼の制御 東京大学 助教授 畔津 昭彦
23 "座位動作分析と座圧中心計測による腰椎アライメント計測に関する研究" 昭和大学医療短期大学 助教授 福井 勉
24 ダイレクトメタノール燃料電池の反応機構の解明 横浜国立大学 助教授 神谷 信行
25 パラレルメカニズムを用いた三次元座標測定機に関する研究 静岡大学 助教授 大岩 孝彰
26 光導電性原子間力顕微鏡の開発とナノメートル光電効果の研究 静岡大学 助教授 坂口 浩司
27 快適生活支援型スマート関節機構の開発 茨城大学 教授 鈴木 秀人
28 ショットによる硬質粉末材接合加工法の開発 豊橋技術科学大学 文部教官
助手
原田 泰典
29 歪み超格子薄膜成長の研究とそのマイクロ波デバイスへの応用 山形大学 助教授 向田 昌志
30 せん断加工の破壊現象を考慮した有限要素解析手法の開発 名古屋大学 教授 石川 孝司
31 環境調和型鉛フリーはんだ実装の熱疲労信頼性に関する研究 大阪大学 教授 菅沼 克昭
   *順不同、敬称略