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2001年 1月23日



ハンガリーのマジャールスズキが増資



 スズキ株式会社のハンガリーにおける四輪生産拠点であるマジャールスズキ社は、資本金を現在の198億フォリント(約75億円)から818億フォリント(約310億円)とする増資を、2月上旬に実施する。

 マジャールスズキは、スズキが88.9%を出資する欧州での主力生産拠点で、1992年10月に生産を始め、現在では小型乗用車を年間約8万台(2000年)ハンガリーと欧州全域向けに生産している。2000年1月にはGMとの共同開発車「ワゴンR(プラス)」の生産を開始し、同車は欧州市場で好評を得て現在もフル生産の状況が続いている。

 共同開発車の設備投資はこれまで借入で賄ってきたが、このほど最終費用がまとまったため、今回増資を行って借入金の返済に充当するもの。
 今回の増資は1月29日のマジャールスズキ臨時株主総会にて承認を受けた後に実施されるが、増資額620億フォリント(約235億円)のほぼすべてをスズキが引き受け、増資後の出資比率はスズキ97.3%(現88.9%)、伊藤忠商事2.5%(現10.1%)、その他0.2%(現1.0%)となる予定である。