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2001年2月13日


先進安全自動車の実験車両 スズキ「ワゴンR ASV-2」が
軽で初めて国土交通大臣認定車としてナンバーを取得し、
公道実験を開始



ワゴンR ASV-2


 スズキ株式会社の開発した先進安全自動車(ASV=Advanced Safety Vehicle)「ワゴンR ASV−2」が、このほど軽自動車で初めて国土交通大臣認定車としてナンバーを取得した。今後、実用化をめざして公道での実証実験を行う。

 ASVは1991年から運輸省(現:国土交通省)の提唱するプロジェクトとしてスタートし、現在、第2期プロジェクト(ASV−2)の実験車両の開発が各社で進められている。スズキもこのプロジェクトに参加し、昨年11月28日(火)〜12月1日(金)茨城県つくば市で開催された「スマートクルーズ21 Demo2000」(運輸省・建設省主催)に、「ワゴンR ASV−2」と二輪車のASV実験車両を出展した。

 今回ナンバーを取得した「ワゴンR ASV−2」は、市販の軽乗用車ワゴンRをベースに、前方や後方の車両を検知する各種のセンサー、アクセルやブレーキを制御するアクチュエーター、前面ガラスに警報を表示するヘッドアップディスプレイ等の装備を追加し、「車間距離警報装置」「車間距離維持装置」「後側方情報提供装置」「車線逸脱警報装置」「ドライブレコーダー」の各先進安全機能を実現している。また、これらの機能は軽自動車への搭載に適した軽量・コンパクト・低コストを追求し、かつ、高齢者や初心者にも扱いやすいスズキ独自のシステムを採用していることも大きな特長である。



「ワゴンR ASV−2」に搭載し、公道で実験を開始する先進安全技術
 
1.前走車との衝突を回避する「車間距離警報装置」「車間距離維持装置」
レーザーレーダーを用いて車間距離と相対車速を計測、情報提供・警告を運転者に伝える。あるタイミングまで運転者の減速操作がなかった場合には、ブレーキが作動する。
ブレーキとアクセルを制御することにより車両を一定速度に保ち、前方に遅い速度の車両が現れた場合には、車間距離、相対速度に応じて速度を調整し、車間距離を保つようにする。また、渋滞時には停止を含めた制御が行える。
 
2.走行レーンから車両が逸脱しないように警告する「車線逸脱警報装置」
ルームミラー内に搭載した小型CCDカメラで車両前方を撮影し、コンピューターが車線を認識、走行レーンからの逸脱が予測された場合、警告を発し運転者に伝える。
 
3.後側方の他車を感知して警告する「後側方情報提供装置」
左右のドアミラー下に内蔵した軽量・小型の距離検出センサーが後側方から接近する車両を認識し、左右の車線変更時に運転者へ情報を伝える。
 
4.事故発生前後のデータを自動的に保存する「ドライブレコーダー」
ルームミラー部に下向きに取り付けた魚眼レンズにより、車両内・車両周辺の広範囲の画像を一台のカメラで撮影することができる。加速度センサーにより事故の発生を認識し、事故発生前後の映像と車両データを自動的に保存する。
事故の発生原因を科学的に分析できる。
 
5.前面ガラスに警報を見やすく表示する「ヘッドアップディスプレイ」
上記1〜3の装置の警報を、運転者の視線移動の少ない前面ガラスの見やすい位置に表示する。表示は、大きく分かりやすいデザインのアイコンとし、また表示に合わせて聞き取りやすい音声でも警告する。