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2001年4月2日
日産自動車株式会社
ス ズ キ 株 式 会 社


日産自動車とスズキ、軽乗用車のOEM供給について基本合意


 日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)とスズキ株式会社(本社:静岡県浜松市高塚町 社長:戸田昌男)は、本日、スズキが日産自動車に軽乗用車をOEM供給することについて基本合意に達し、日産自動車 社長 カルロス ゴーンとスズキ 会長 鈴木 修による共同記者会見を東京に於いて開催した。

 合意に基づき、2002年から、スズキは日産に対して月間3,000台程度を供給する。これにより、日産は顧客の幅を拡大し、スズキは生産台数の増加・生産効率の向上を果たすことができる。  供給モデルは新型の軽乗用車1車種で、両社各々の販売モデル間で明確に区別化される。



 この合意により、日産自動車は、日本の四輪市場の約30%を占める重要な軽自動車市場に初めて参入することとなる。スズキは、同市場において販売台数28年連続第一位の実績を持つが、今回全く新しい重要な顧客との協力関係を実現することとなる。



 日産のゴーン社長は「成長のためには、我々のホームグラウンドに於ける軽自動車市場を含め、あらゆるセグメントで利益を確保する必要がある。我々は、慎重に市場及び収益性を検討しこの決定を下した。また、マーケットリーダーであるスズキの協力により、この事業は成功すると確信している。」と語っている。

 日産は、『日産リバイバルプラン』で掲げている利益ある成長を加速させるべく、同市場に参入する。新型軽乗用車を取り扱うことで、現在の日産車ユーザーには選択肢が増える一方で、充実した商品ラインアップにより、新たな顧客の拡大が期待できる。



 スズキは、新たな顧客である日産自動車の協力により、充分に区別化された商品を供給する一方、量産効果を更に高め、開発、製造コストの削減や生産性の向上を図る考えで、これにより、同社の軽自動車市場における基盤をより確固たるものにしていく。

 またスズキは、日産自動車が軽自動車事業に参入することで、お客様の軽自動車に対する理解が一層進み、同マーケットの更なる活性化が期待できるものと考えている。

以上