スズキと日産、テレマティクスサービスで合意
2003年秋よりスズキ車のCARWINGSサービスを開始

スズキ株式会社(以下、スズキ)と日産自動車株式会社(以下、日産)は、日産が2002年3月よりサービスを開始しているテレマティクスサービス「CARWINGS」をスズキブランドの車両の顧客へ提供、販売する事に関して、この程基本合意に達した。

スズキと日産は、昨年夏よりテレマティクスサービスの領域における協力関係を構築する為の検討を共同で実施してきた。その結果、「CARWINGS」サービスをスズキ車のお客様に提供することにより、双方にとってメリットのある協力関係を構築できるものと判断し、合意に至ったものである。

スズキは、日産のテレマティクスサービスを活用し、また提供するコンテンツの共同企画を行うことにより、今後のクルマに求められる情報分野でのお客様の新しいニーズに対応することができる。「CARWINGS」の搭載車種については、今後検討していく。

一方、日産は日本で初めて有人・無人サービス、クルマ、携帯電話、パソコンを連携・統合した総合テレマティクスサービス「CARWINGS」を、2002年3月に発売した小型車「マーチ」から積極的に採用を進めている。「CARWINGS」は新型「ティアナ」を含め既に7車種に搭載しており、日産は業界の先駆者的役割を果たしている。 またテレマティクス開発に関して、日産は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモと共同で、モバイルマルチメディアを活用した次世代テレマティクスサービスの検討を推進中であり、多くの企業が幅広く利用出来るような業界標準的な、第三世代移動通信による新しいシステム・サービスづくりに取り組んでいる。

両社は今後、2003年秋頃からスズキ車のお客様に向けたCARWINGSサービス開始を目指し、詳細検討を進めていくが、主な合意の内容は以下の通り。

また日産が現在開発を進めている次世代テレマティクスサービスについても、両社協力の可能性について検討を進めていく予定である。

以上