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2003年 8月 8日
 

スズキ、湖西工場に風力発電装置2基を設置  
 
 

湖西工場に導入する風力発電装置の同型機
 
 

 スズキ株式会社は、乗用車を生産する湖西工場(静岡県湖西市)の敷地内に風力発電装置の設置を決めた。稼動開始は2004年1月を予定している。
 設置する風力発電装置は、定格出力750kWの3枚羽根の風車タイプで、最高地上高は75m、羽根の直径は50mと、国内の自動車工場内に設置する風力発電装置としては最大規模となり、総工費約4億円をかけて同じタイプの装置を2基設置する。

 スズキの試算では、湖西工場で消費する電力の約2%、一般家庭1,000軒分の発電量を見込み、全量を湖西工場で利用する。自然の風をエネルギーとして利用する風力発電は、化石燃料等を使用しないため二酸化炭素や有害物質を排出しないクリーンな電力を生み出す。この発電装置の電力は年間1,806トンの二酸化炭素の排出削減に相当し、地球環境への対応に貢献できる。

 なお、スズキが風力発電装置を導入するのは、スズキ研修センター内の装置(静岡県引佐町、2003年4月稼動)に次いで2箇所目となる。

 
風力発電装置概要
メーカー: ラガウェイ(オランダ)
施工: JFEエンジニアリング
定格出力: 750kW×2基
ハブ高さ: 50m
最高地上高: 75m
羽根直径: 50m
回転開始風速: 2.5m/S
発電開始風速: 3.0m/S
発電電力量: 2,766,000kWh/年
二酸化炭素排出量削減:
1,806トン/年
 
湖西工場概要
生産品目: ワゴンRなどの軽乗用車
スイフトなどの小型乗用車
海外生産用部品 等
敷地面積: 1,104,000m2
所在地: 静岡県湖西市白須賀
主な環境対応:
  1995年8月   コージェネレーション設備を導入
1998年7月 ISO14001の認証を取得
2001年1月 塗装工程での鉛使用を廃止
2001年8月 埋立廃棄物のゼロ化達成