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2003年 9月12日


スズキ二輪車の輸出向け2004年ニューモデル7機種を
イタリア・ミラノショーで発表・展示



 スズキ株式会社は、9月18日(木)より9月21日(日)までイタリアで開催される「ミラノショー」において、二輪車の輸出向け2004年ニューモデル7機種を発表・展示する。

 スズキのフラッグシップモデルであるスポーツバイク、GSX-Rシリーズのうち、750ccのGSX-R750と600ccのGSX-R600の2車種を展示する。

● GSX-R750


GSX-R750

スズキ二輪車のフラッグシップモデルであるGSX-Rシリーズ。その代表的モデルGSX-R750を全面改良して展示する。
GSX-R750は1985年に「サーキットで生まれ、サーキットに帰る」をコンセプトに発売され、その後も常にスズキの最先端技術を投入し、市場での高い評価と数々のレースで勝利を獲得している。
新型GSX-R750は、初代GSX-R750のコンセプトをそのまま継承し、ハンドリングとエンジンパフォーマンスのバランスを追求して開発した。 チタンバルブ、台形ラジエター、ベンチレーションホール、ラジアルマウントピストンキャリパー、新型フレーム等のスズキ最新技術を採用し、600ccクラス並みのよりコンパクトでより軽量なモデル(乾燥重量を166kgから163kgへと3kg軽減)として完成、更なる性能向上を図った。

GSX-R750
全長/全幅/全高(mm): 2075 x 715 x 1145
エンジン型式:水冷・4サイクル・DOHC・直列4気筒
総排気量:749.1cc
乾燥重量:163kg



● GSX-R600


GSX-R600

クラス最高の性能を追求して全面改良した新型GSX-R600を展示する。
600cc スポーツバイクで、161kgの乾燥重量、軽快なハンドリング、より高性能なエンジンが特長。
車体は新型フレーム、サブフレーム付きスウィングアーム、ラジアルマウントキャリパーを採用し、エンジンはチタンバルブをはじめとするエンジン内部のパーツを徹底的に軽量化する事によりメカロスの低減を図った。
スタイリングはスズキのスポーツモデルの特徴である、縦目2灯のヘッドライトを持つフロントフェースなど、外観上の先鋭的なデザインを追求しただけでなく、エンジンへの空気の吸入効率や空力特性をも考慮した。

GSX-R600
全長/全幅/全高(mm): 2075 x 715 x 1145
エンジン型式:水冷・4サイクル・DOHC・直列4気筒
総排気量:599.4cc
乾燥重量:161kg





V-Strom(ブイ-ストローム)650 (DL650)


V-Strom650(DL650)

650ccエンデューロツアラーとしての基本性能に加え、スポーツ性能、ツーリング性能をプラスした「ミドルクラス スポーツ エンデューロ ツアラー」V-Strom(ブイ-ストローム)650を展示する。
ツーリングに最適で、荷物を積載し易い形状のリアキャリアを標準装備しており、大容量の22Lフュ−エルタンクは長い航続距離を確保し、快適なツーリングをサポート。スリムなボディにあいまった、820mmの低シート高により十分な足付き性を確保し、高さを3段階に調節できるスクリーンを新採用するなど、街中でもハイウェイでもライダーに快適なライディングを提供出来るモデルとした。
650ccクラス初の6速トランスミッションを搭載したパワフルな645cc、4バルブDOHCのVツインエンジンは、アルミ製ツインスパーフレームに搭載され、優れた走行性能を実現させた。
又、大径ディスクブレーキ、前後ラジアルタイヤ、プリロード調整可能な前後サスペンション等を装備したV-Strom(ブイ-ストローム)650は、従来のミドルクラス エンデューロ ツアラーには無いスポーツ走行を楽しめるモデルである。
フューエルインジェクション、キャタライザー、Oフィードバックシステムも採用し、低燃費、低公害を実現している。

V-Strom650
全長/全幅/全高(mm): 2290 x 840 x 1390
エンジン型式:水冷・4サイクル・DOHC・V型2気筒
総排気量:645cc
乾燥重量:189kg




● GS500F


GS500F

軽量でスリムな車体と歯切れのいいパワーフィーリング、軽快なハンドリングや優れた経済性が高く評価され、欧州等でロングセラーを続けているベーシックスポーツGS500のフルカウル(大型の風防)付きモデルGS500Fを展示する。
スチール角パイプ製のダブルクレードルフレームに、シンプルで信頼性の高いDOHCツインエンジンを搭載し、プリロード調整機構付きのリアサスペンションと前後ディスクブレーキは、街中からツーリングまで、楽しく快適な走りを提供する。
躍動的なデザインのフロントカウル(風防)に搭載したライトは、ポジションライトとヘッドライトを縦に配列し、GSX-R1000を彷彿とさせるデザインに仕上げた。また、エアアウトレット(空気の吹出し口)の無いフラットな側面を持つ独特な風防の形状は、前部にエンジン冷却用のエアインテーク(空気の取り入れ口)を設け、その機能とともに、外観上の訴求点となっている。 また、エンジンケース部を大きく切り抜き、軽快感を持たせると同時に、エンジンケース周辺の冷却にも貢献している。

GS500F
全長/全幅/全高(mm):2080 x 820 x 1250
エンジン型式:空冷・4サイクル・DOHC・直列2気筒
総排気量:487cc
乾燥重量:180kg




Burgman(バーグマン)650 Executive(エクゼクティブ) (AN650A)


Burgman650 Executive(AN650A)

"A Class of One(唯一無二の存在)"のコンセプトのもと開発したBurgman(バーグマン)650(日本名:スカイウェイブ650)は、二輪車初の電子制御式CVTを装備し、その快適性、走行性能、実用性が各国で非常に高く評価されている。そのBurgman(バーグマン)650に、更なる快適性を求めた最上級バージョンBurgman(バーグマン)650Executive(エクゼクティブ)を発表。
Burgman(バーグマン)650Executive(エクゼクティブ)には現在市場で好評を得ているBurgman(バーグマン)650の装備に加え、ABS、電動格納ミラー、タンデムライダー用バックレストを装備。又、外観上も、クロームメッキを施した、マフラーカバー、マフラーエンドキャップ、ハンドルバーエンドキャップを装備し、洗練された上質感を演出した。
Burgman(バーグマン)650Executive(エクゼクティブ)の登場により、スクーターの域を越えた高い質感のモーターサイクルを提供する。

Burgman 650 Executive
全長/全幅/全高(mm):2260 x 810 x 1435
エンジン型式:水冷・4サイクル・DOHC・直列2気筒
総排気量:638cc
乾燥重量:244Kg




Marauder(マローダー) 1600 (VZ1600)


Marauder 1600(VZ1600)

ドラッグタイプのアメリカンモデル「Marauder(マローダー) 1600」を展示する。
Marauder(マローダー) 1600」は、スズキでは最大排気量となる1,552ccの4バルブOHC V-ツインエンジンを搭載したドラッグタイプのアメリカンモデルである。エンジンは電子制御フューエルインジェクションにより、どのギヤポジションでも力強いトルク感を味わう事が出来る。
また、低く長いシャーシにより迫力とスピード感のある車体に仕上がっていると同時に、強力なトルクを発生するエンジンを上手くコントロールし、ライダーの意志を的確に再現する。
ヘッドライトは異型マルチリフレクタータイプとし、スピード感を表現した。ウインカーにもマルチリフレクタータイプを採用、新しいスズキのアメリカンモデルである事を表現した。
エンジン横のエアクリーナーボックスはビレット風の処理を施し、美しいV-ツインエンジンのフィン形状に沿った一体感のあるデザインとした。Marauder(マローダー)シリーズの特徴であるダックテール形状のリヤフェンダーは、ドラッグタイプアメリカンの王道を行くデザインである。
なお、このモデルは、川崎重工業株式会社よりOEM供給を受け、スズキ独自のデザインとしたモデル。

Marauder 1600
全長/全幅/全高(mm):2410 x 850 x 1110
エンジン型式:水冷・4サイクル・SOHC・V‐ツイン
総排気量:1,552cc
乾燥重量:290kg




● RM-Z250


RM-Z250

川崎重工業株式会社との共同開発による新型モトクロッサーを展示。(日本では6月12日に発表、8月8日より販売開始している。) スズキとしては初めての4ストロークエンジンを搭載したモトクロス競技車両で、軽量・コンパクト設計のエンジンを搭載し、車体全体の低重心化、高性能にして扱いやすいパフォーマンスが特長。スズキの長年にわたる開発ノウハウと技術を投入し、戦闘力を高めている。

RM-Z250
全長/全幅/全高(mm):2170 x 840 x 1270
エンジン型式:水冷・4サイクル・DOHC・単気筒
総排気量:249cc
乾燥重量:92.5kg



なお、これらの7モデルは、イタリアのミラノショー(9/18〜9/21)に引き続き、フランスのパリショー(9/26〜10/5)にも展示する予定。