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2004年10月14日


「第38回東京モーターショー(働くくるまと福祉車両)」への出品概要

 スズキ株式会社は、11月3日から11月7日まで千葉市の幕張メッセで開催される「第38回東京モーターショー(働くくるまと福祉車両)」に次の内容の出品を行う。


●テーマ 「小さなクルマ、大きな未来。」
   現在の軽商用車は、個人商店や町工場、農家などの仕事車として、小口配送や工場等への足、農作業などに毎日使用され、お客様の仕事に不可欠な存在となっている。
 スズキは、軽トラック「キャリイ」、軽キャブバン「エブリイ」、軽ボンバン「アルト」の軽商用車シリーズを国内販売している。なかでも「キャリイ」は、1971年以降33年間連続で全トラック年間販売第1位を続け、国内累計で364万台を販売するなど、スズキは、商用車の分野でも多くの実績を積み重ねている。
  (※昭和46年〜平成15年、国内軽・小型・普通トラック車名別新規届出・登録台数(全軽自協・自販連資料よりスズキ調べ))
 

 また福祉車両においては、1996年から軽乗用車「ワゴンR」をベースとした「車椅子送迎車」を発売、軽自動車として経済性が高く、またワゴンRの特長である使い勝手の良さを生かした扱いやすい福祉車両として多くのお客様にご愛用いただいている。

 今回のモーターショーの展示テーマは、「小さなクルマ、大きな未来。」である。スズキが得意とする「小さなクルマ」が、楽しく魅力ある数々の工夫で人と人の心をつなぎ、商用車と福祉車両の「大きな未来」を拓いていく、という考えに基づいたクルマづくりの一端を展示・紹介する。


●展示概要
 

次の参考出品車5台、市販車11台と電動車いすを展示する。

1) コンセプトカーとして、「アルト ハートスタンド」を出品し、軽商用車の新しい可能性を提案する。新型「アルト」をベースに、移動販売を目的とした数多くの機能を工夫し、全高を高くすることで、商用車として優れた積載性を実現した。 展示の演出では、たっぷり積めてしっかり商品をアピールできる、フラワーショップの移動販売車を出品する。
2) 福祉車両の参考出品車として、新型「アルト」など3台の「回転スライドシート車」を展示する。足腰の不自由な方が助手席を乗り降りする際の負担を軽減する福祉車両である。
3) 商用車の参考出品車として、オートバイ運搬車「キャリイ ゲートリフト式バイクキャリイカー」を出品する。車の後方部分に垂直式ゲートリフトを装着することにより、積載作業の効率化が図れ、原付バイクの運搬を容易に行える。
4) 市販車として、軽トラック「キャリイ」、軽キャブバン「エブリイ」などに加え、特装車、福祉車両を出品する。
5) 電動車いすの試作モデル「タウンカート」と市販モデル「セニアカー」を出品する。

出品車の特長


【コンセプトカー】

(1)

移動販売車「アルト ハートスタンド」

アルトハートスタンド   アルトハートスタンド   世界初出品マーク
2004年9月13日発売の新型アルトをベースとしたコンセプトカー「アルト ハートスタンド」を参考出品する。
「日常生活に密着した軽商用車が生活に彩りと心の潤いを提供します。」をコンセプトに、移動販売を目的とした数多くの機能を工夫し、全高を高くすることで、商用車として優れた積載性を実現した。元気で明るい魅力にあふれる商用車を提案する。
助手席ドアとバックドア、サイドのハネ上げパネルを開けると商品を陳列する展示棚が出現し、個性豊かな移動販売スタンドとして活用できる。サイドパネルには広告を表示できる液晶画面を装備した。
展示の演出では、流行に敏感な都会のOLや主婦層に人気の店「Plants・Plants」(プランツ・プランツ)とのタイアップを行い、魅力的な花や鉢植えの移動販売車に仕立てた。
  車体寸法:全長×全幅×全高=3,395mm×1,475mm×1,730mm
  エンジン:0.66L DOHC 3気筒
  乗車定員:1名

【参考出品車:福祉車両】

(2)

「アルト 回転スライドシート車」

 
アルト 回転スライドシート車   世界初出品マーク
新型アルトは、「自分の時間に気軽に使える親近感のわくクルマ」を商品コンセプトに開発、軽自動車本来の特長である経済性の高さや使い勝手の良さなど「アルト」の基本性能を追求した。新型アルトの福祉車両として、足腰の不自由な方が乗り降りする際の負担を軽減する「アルト 回転スライドシート車」を参考出品する。
助手席を回転させる機構とシートを外側へスライドさせる機構を装備し、乗り降りの際の負担を軽くする。さらに、回転シートの乗り降りの際に便利な折り畳み式フットレストを助手席下部に装着し、フロントピラーにアシストグリップも採用した。
  車体寸法:全長×全幅×全高=3,395mm×1,475mm×1,500mm
  エンジン:0.66L DOHC 3気筒
  乗車定員:4名

(3)

「SWIFT 回転スライドシート車」

スズキは、2004年9月、新型小型車「SWIFT」をパリモーターショーで発表した。今回の東京モーターショーでは、日本仕様車の福祉車両「SWIFT 回転スライドシート車」を参考出品する。なお、日本仕様車の発売は今秋を予定する。 世界初出品マーク
  車体寸法:全長×全幅×全高=3,695mm×1,690mm×1,510mm
  エンジン:1.3L DOHC 4気筒
  乗車定員:5名

(4)

「MRワゴン 回転スライドシート車」

MRワゴンの「回転スライドシート車」(既販車)について、ラベンダーの車体色を参考出品する。

【参考出品車:商用車】

(5)

「キャリイ ゲートリフト式バイクキャリイカー」

原付バイクの車両運搬を容易にする「キャリイ バイクキャリイカー」を参考出品する。
バイクキャリイカーの後方部分に垂直式ゲートリフト(リフトアップ能力は200Kgまで)を装着することにより積み降ろし作業の効率化を図った。

【市販車】

(6)

軽トラック、軽キャブバン、軽トラック特装車

軽トラック「キャリイ」、軽キャブバン「エブリイ」、特装車「キャリイ 移動販売冷凍車」、特装車「キャリイ頑丈ダンプ」を出品する。

(7)

福祉車両、乗用車

市販モデルとして、福祉車両「ウィズ シリーズ」4台と乗用車3台を出品する。

【電動車いす】

(8)

電動車いすの試作モデル 「タウンカート」

市街地での使用に配慮した新型電動車いす「タウンカート」を参考出品する。「タウンカート」は、主に足腰に不安のあるお年寄りらが外出等に使用する新型電動車いすである。市街地での使いやすさに配慮し、コンパクトな車体とした上で小回りをしやすくし、明るく軽快なデザインを採用した。発売は2005年春を予定し、販売価格は未定である。

(9)

セニアカーの市販モデル

セニアカーの市販モデル「ET4D」と「ET4E」を出品する。