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2005年 4月28日


「排気マニホールド用バナジウム添加耐熱鋳鉄の開発」で
「市村産業賞 貢献賞」受賞




 スズキ株式会社とアイシン高丘株式会社が共同開発した新技術が、財団法人 新技術開発財団より、産業分野で優れた技術開発・功績に対して授与される「市村産業賞 貢献賞」を受賞した。

1.業績名:「排気マニホールド用バナジウム添加耐熱鋳鉄の開発」
2.受賞者:スズキ株式会社 開発部 鈴木 延明、石塚 哲
            アイシン高丘株式会社 張 鐘植
3.受賞日:2005年4月28日(木)
4.受賞会場:東京都内ホテル会場
5.業績内容:
自動車の排気マニホールドは、燃焼直後の高温の排気ガスを集合・排出させる管状部品であり、耐熱性が要求される。今日では、エンジンの低燃費化や高出力化に伴い排気ガス温度はさらに高くなる傾向にあり、より耐熱性の高い素材を使用しなければならない状況となっている。
耐熱性の高い素材としては、「ニレジスト鋳鉄」があるが、高価なニッケルやクロムを多量に含むため、製品コストが高いという問題があり、耐熱性に優れかつ安価な材料の開発が望まれていた。
開発した「バナジウム鋳鉄」は、適量のバナジウム添加を主とする合金設計によって高温特性改善を図ったもので、高温強度、熱疲労寿命に優れており、従来の鋳鉄では不可能であった高温域でも使用を可能とし、同時にコストの低減を実現した。「バナジウム鋳鉄」は、現在スズキの軽自動車用ターボエンジン(一部除く)の排気マニホールドに採用している。

※市村産業賞 貢献賞について
 
市村産業賞は、リコー(株)の創始者・故市村清氏がその私財を投じて昭和43年( 1968年) に設立した財団法人 新技術開発財団(市村財団)が、科学技術の進歩と産業経済の発展を目指し、30年以上にわたり、優秀な国産技術の育成に功績のあった技術開発者等を「市村賞」として表彰しているもので、現在国内に数ある技術賞の中でも大河内賞などに匹敵する、極めて上位に位置づけられた賞である。 スズキとしては、昭和61年(1986年)に「オートバイのエキセントリックカム式リヤーサスペンションの開発」が第18回「市村産業賞 貢献賞」を受賞しており、今回で2度目の受賞となる。