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2005年 7月25日


スズキ、アルミ表面のアルマイト皮膜を平滑化し、
耐食性、耐久性を向上させる「ハイパー・アルマイト」を開発

 スズキ株式会社は、ピストンなどのアルミ表面に加工されるアルマイト(*)皮膜の膜厚のばらつきを改善し、現状の方法で行うよりも膜厚をさらに平滑化でき、耐食性、耐久性、及び耐腐食性などを向上させるアルマイト処理の新技術「ハイパー・アルマイト」を開発した。
 (*)アルマイト=アルミニウム陽極酸化皮膜のこと

 ピストンなど金属同士が高速で擦れ合い、熱負荷が高くなる部位には、アルミ表面の粗さを滑らかにし、耐食性や耐久性等を向上させるためにアルマイト皮膜が施されているが、従来の方法では皮膜の厚さにばらつきが生じ、局部的に高温になり、皮膜の溶けが発生しやすいなどの弱点があった。

 スズキが開発した「ハイパー・アルマイト」は、「交直重畳技術(交流+直流電解)」という新しい電解処理技術を応用することにより、アルマイト皮膜の膜厚を均一にして平滑化を図り、アルマイト処理の品質を向上させ、ピストンリング溝などの耐熱性、耐久性を向上させるものである。 また、生産面ではアルマイト処理に要する時間を約1/4に短縮してコストダウンならびに物流を改善し、環境面においても未燃焼ガスの排出を抑制し、環境負荷物質の低減にも貢献するものである。

 スズキではこの「ハイパー・アルマイト」技術を軽自動車のワゴンR RR(ダブルアール)の直噴ターボ仕様車のピストンに本年6月生産分より採用しており、今後同技術を四輪車、二輪車及びアルミの耐腐食性能が要求される船外機にも採用を拡大していく計画である。