2006年 6月20日
自動車リサイクル法に基づく
2005年度再資源化等の実績について
スズキ株式会社(以下スズキ)は、自動車リサイクル法*1に基づき、2005年度(2005年4月〜2006年3月)の特定再資源化等物品(自動車シュレッダーダスト:以下ASR、エアバッグ類、フロン類)に関する再資源化等実績を公表した。
スズキは、自動車リサイクル法により自動車製造業者等に義務付けられている特定再資源化等物品について、お客様から預託を受けたリサイクル料金により適正処理・再資源化を推進し、その責務を果たしている。
エアバッグ類、フロン類については、中間法人自動車再資源化協力機構、ASRについては、自動車破砕残さリサイクル促進チーム「ART(Automobile
shredder residue Recycling promotion Team、呼称:エイ・アール・ティー)」*2に処理を委託し、特定再資源化等物品のリサイクルを適正、円滑かつ効率的に実施している。
スズキが、2005年度の再資源化等に要した費用の総額は11億8,926万円、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金は11億1,008万円、収支は7,919万円の赤字であった。特定再資源化等物品の実績については以下の通り。
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ASR |
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ASRの引取量は23,500.7t、取り扱った使用済自動車は219,736台だった。 |
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再資源化率は実績値65.2%、2010年法定基準値50%を上回った。 |
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エアバッグ類 |
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エアバッグ類の引取総個数は30,965個、引き取ったエアバッグ類にかかわる使用済自動車は11,364台だった。 |
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再資源化率は実績値93.4%、法定基準値85%を上回った。 |
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フロン類 |
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フロン類の回収量は47,742.2kg、取り扱った使用済自動車は153,708台だった。 |
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*1
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正式名称は「使用済自動車の再資源化等に関する法律」 |
*2
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いすゞ自動車、(財)自動車リサイクル促進センター、スズキ、ダイムラー・クライスラー日本、日産自動車、日産ディーゼル工業、ピー・エー・ジー・インポート、フォード・ジャパン、富士重工業、マツダ、三菱自動車工業ならびに三菱ふそうトラック・バスが提携している |
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2005年度 再資源化等の実績 |
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対象期間 2005年4月1日 〜 2006年3月31日
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再資源化等の状況
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ASR※1 |
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2005 年度実績 |
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引取ASR総重量/引取使用済自動車台数 |
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219,736台 |
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リサイクル施設※2のASR引取重量 /使用済自動車台数 |
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198,852台 |
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リサイクル施設への投入重量 |
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リサイクル施設の排出残渣重量 |
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委託全部再資源化※3投入ASR相当重量 /使用済自動車台数 |
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20,884台 |
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委託全部利用への投入ASR重量 |
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委託全部利用者の排出残渣重量 |
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エアバッグ類(ガス発生器)
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2005年度実績
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引取回収個数/台数合計
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30,965個 / 11,364台
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取外回収処理個数/台数
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5,955個 / 3,271台
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車上作動処理個数/台数
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25,010個 / 8,061台
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一部取外回収・一部車上作動処理台数
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32台
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引取総重量
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2,887.0kg
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再資源化重量
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2,696.2kg
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フロン類
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2005年度実績
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CFC引取量/台数
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20,173.9kg / 70,732台
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HFC引取量/台数
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27,568.3kg / 82,976台
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基準の遵守状況
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実績値
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基準値
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ASR再資源化率
再資源化率 =〔( − )+( − )〕/( + )
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65.2%
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30%以上※4
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エアバッグ類再資源化率
再資源化率 = /
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93.4%
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85%以上
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※1
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Automobile Shredder Residue(自動車シュレッダーダスト) |
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※2
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自動車リサイクル法第28条で主務大臣の認定を取得したASR指定引取場所のうち、施行規則第26条に定める基準に適合した施設(基準適合施設)を示す
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※3
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自動車リサイクル法第31条で主務大臣の認定を所得した、全部再資源化業務委託先(解体事業者、プレス・せん断処理業者)と委託全部利用者(電炉・転炉等)で、ASRを生じさせないで使用済自動車を再資源化する仕組み |
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※4
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ASR再資源化率の基準値は2005年度〜2009年度 |
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収支(資金管理法人から払い渡しを受けた預託金及び再資源化に要した費用)
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ASR
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エアバッグ類
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フロン類
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合計
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払い渡しを受けた預託金
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764,300,200円
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22,991,040円
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322,786,800円
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1,110,078,040円
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再資源化等に要した費用
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840,068,068円
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23,718,186円
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325,477,475円
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1,189,263,729円
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収支計
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△75,767,868円
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△727,146円
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△2,690,675円
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△79,185,689円
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ASRの再資源化等の取組み
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スズキは、ART(自動車破砕残さリサイクル促進チーム)を結成しASRの再資源化等を実施しています。
ARTとしての実績、リサイクル施設の基準適合状況はARTのホームページ(http://www.asrrt.jp)を参照願います。
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