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1998.6.8


スズキ、マルチ社問題でインド政府と合意


 スズキはインド政府と、本日、50:50の合弁会社であるマルチ社社長任命をめぐる紛争解決のための和解合意書に調印を行った。昨年8月、同社の前社長 R.C.バルガバ氏の後任選びにあたって、スズキの認めない人物をスズキの同意なしに一方的に強行議決し任命した。あわせて会長ポストもスズキに譲らないという異常事態となったが、今回の和解合意により、この紛争に終止符が打たれた。

 調印は工業省シャンカール次官、スズキ斉藤副社長との間で、シカンダール・バクト工業大臣立ち会いのもとに行われた。あわせて、今後はコミュニケーションを密にして、ニューモデルや新技術の導入など、緊急を要する諸施策の推進を支援し、マルチ社発展促進のため、両者で協力し合うことが確認された。これにより、昨年9月以降争われてきた、ロンドンにおける国際仲裁裁判の提訴も取り下げられることとなる。

 合意内容の要点は、次の通り。

(1) 会長はスズキの本来の指名権に基づき、スズキ株式会社副社長 斉藤佳男氏が就任する。
(2) バスカルドゥ氏の社長任期は1999年12月末までとする。
(3) 現マルチ社エグゼクチブディレクターのカッタール氏を直ちに取締役に戻し、副社長とし、同氏がバスカルドゥ氏の社長退任後、社長を引き継ぐ。
(4) 会長、社長の指名にあたっては、双方とも事前に相手方パートナーに協議し同意を得てからこれを行うことを確認した。