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1998.9.16
スズキ株式会社
ゼネラルモーターズ株式会社


スズキとGM 提携関係強化で合意


 スズキ株式会社(スズキ)とゼネラルモーターズ株式会社(GM)は、これまでの業務提携関係を全世界的規模で一段と強化することで合意した。

 スズキとGMは1981年8月の提携以来、スズキのGM向け小型車の開発・供給、南米・コロンビアなどのGM工場におけるスズキ車のKD生産・販売、1986年にはカナダでの合弁会社・カミオートモーティブ社の設立、そして、本年5月には欧州における新しい小型車の共同開発に合意するなど着実に成果を上げてきた。

 このように順調に拡大してきた実績を踏まえ、スズキとGMはイコールパートナーとして、アジア市場も含めた全世界的規模で、両社の特徴ある経営資源を最大限に利用し、相互に補完しあい発展することで合意したものである。

 今回の合意は、自動車産業のグローバル化が急速に進展し、ますます競争が激化してきたなかで、次の通り戦略的同盟関係を築き、一層の提携強化を図ることを目的としている。

両社は、相互の利益向上を実現するため、それぞれの海外子会社の資産と能力を最大限に活用する。
スズキは、GMの商品ラインのうち、小型車分野の車両・パワートレインのデザインおよび開発を担当する。それ以上の車両については、GMの資源を活用し、商品開発投資の効率化を図る。
両社は、お互いに先端技術・開発情報を交換しあうと共に、新たなビジネスチャンスの拡大のため共同で研究・調査を行う。


 尚、関係および競争力の強化を図るという両社の意図を表明する象徴的な方法として、GMがスズキに追加出資を行うことも合意された。現在GMはスズキの株式を3.3%保有しているが、スズキが新株3,360万株を発行し、GMがこれを引き受け、既に所有している株式1,470万株と合わせ、約10%のスズキ株式を保有することになる。