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1998.12.16


アプリリア社(イタリア)に二輪車エンジンの技術を供与


 スズキ株式会社は、欧州第2位の二輪車メーカー アプリリア社(イタリア)に'94年より250ccスポーツバイク用完成エンジンの供給を行っているが、この度、新たに50ccスクーター用エンジンの技術を供与することで同社と合意した。

アプリリア製スクーターHABANA50

 このエンジンはスズキが設計し、97年3月より欧州市場に投入した50ccスクーター(現地名:「カタナ」、生産:スズキスペイン社)に搭載しているエンジンで、アプリリア社は同社独自設計の車体に同エンジンを搭載し、アプリリアブランドで販売する。生産は、同社のサンマリノ工場で99年1月より開始する。

 スズキは、アプリリア社に技術を供与するとともに、エンジンの無段変速装置やクラッチ関係の部品を供給する。アプリリア社とスズキスペイン社の両社に共通の部品を供給し、現地調達部品についても共通化することで、コストダウンを狙う。

 スズキは今後、二輪車市場が拡大している欧州において、二輪車エンジン関連ビジネスを一層強化・拡大していく予定。


※アプリリア社で生産するエンジンについて
・ 仕 様2サイクル単気筒50cc (空冷・水冷の二種類)
・ 生産開始1999年1月

※アプリリア社の概要
・ 社 名APRILIA S.P.A
・ 社 長MR.IVANO BEGGIO (イバノ ベッジオ)
・ 所 在 地ノアレ市 (ベニス市近郊)
・ 設 立1979年
・ 資 本 金550億リラ(約40億円)
・ 従 業 員1,250人
・ 生産車種二輪車(50cc〜1,000cc) *50cc〜125ccが中心
・ 生産台数300,000台(1998年1月〜12月予定)