次世代のスイフトとしてふさわしいインテリアは何か?デザイナー達の数多くのスケッチをもとに検討。スポーティーな楽しさを今まで以上に明快に表現すべく、さまざまなアプローチからあるべき造形を探っていった。

さらに詳細なスケッチで検討を行ない、その中から4案を選考し、フルサイズのイメージモデルを制作。 G案を採用した。

無駄なボリュームを削いで軽快さを感じる基本造形としつつ、ドライバーに向けて斜めに傾けたセンターコンソールにより、ドライバーオリエンテッドなコックピット感がある、スイフトらしいスポーティーな空間作りを目指した。

さらにボリュームを軽くしつつ、より立体感が強くなるように、インパネ上部のデザインを中心に各部を変更しながら、プロポーションを煮詰めていった。

より質感が高く見えるよう、全体の抑揚をさらに強め、陰影による奥行き感を強めていった。さらにナビゲーションパネル、メーター、エアコンスイッチのまわりなど細部のデザインを変更し、ディテールを含めた全体の完成度を高めていった。

CHAPTER.1

起こしたラフスケッチは50案以上。検討を重ねて3案が1/1スケールモデルに。

ラフスケッチ

複数のデザイナーが、どんなスイフトにするべきか、あらゆる方向性のスケッチを50案以上も提案。何度も検討を重ねながら、方向性の仮説として、まず5案に絞り込んだ。

スケッチ

イタリア・トリノにあるスズキのデザインスタジオと本社のデザインチームとで、5方向のデザインを提案。

  • DESIGN_A 基本であるカタマリ感、強さ、安定感などの要素を踏まえた上で、スピード感をどのように表現するか模索。
  • DESIGN_B 大人の佇まいを提案。スイフトの記号性をどこまで薄めてもスイフトに見えるかチャレンジ。
  • DESIGN_C 近未来的なスポーティー感を強めたスケッチ。
  • DESIGN_D スイフトスポーツを意識してスケッチ。やんちゃなスポーティー感を表現。
  • DESIGN_E シャキシャキのスポーティーではなく、できるだけキャラクターラインを減らしてスポーティーに。

1/3スケールモデル

平面から立体へ。デザイナーのイメージをモデラーが立体化し、スケールモデルを制作。

1/3スケールモデル

1/1フルスケールモデル

完成した1/3スケールモデルを比較検討し、その中から3案をフルサイズモデル化。実物大のモデルで、さらに検討を進めていった。

  • DESIGN_B
  • DESIGN_C
  • DESIGN_D

CHAPTER.2

量産に向けて精度を高めたモデルを開発。通常よりも多くのステップを経て完成へ。

スケッチ→1/1モデル開発

先行デザインでの検討や評価を踏まえ、設計要件などの各部門からの要請を盛り込みながら、新たに量産化に向けたデザインをスケッチから検討。新たなスケッチの中から3案を選び、フルサイズモデルを制作。

  • DESIGN_J 先行デザインのB案をベースに、スイフトのかっちりとした部分を表現。
  • DESIGN_M 日本的な解釈で新型スイフトを表現。
  • DESIGN_R 先行デザインのB案の曲面的な良さと、C案のような佇まいをドッキング。ちなみに、この段階ではR案が採用となりました。

1/1モデル開発1st STAGE

R案の造形をベースに、よりダイナミックに、よりスポーティーに、そして、より完成度が高く見えるように、プロポーションを再構築。同時に前後グラフィックも再検討。

1/1モデル開発2nd STAGE

1st STAGEのデザインの完成度をさらに高めるため、基本デザインを同一としながらも立体の解釈が違う2つのモデルを作り、プロポーションやたたずまいを綿密に検討。

1/1モデル開発3rd STAGE

2nd STAGEのデザインをベースに熟成。立体感、面質感、ディテールなどの完成度を高めていき、ついに新型スイフトのデザインが完成。

ボディーカラー

歴代スイフトのボディーカラーでは、特に“赤”と“青”にはこだわりを持って開発しています。赤はスイフトの走りに対する情熱を表現する色であり、青は欧州の淡い暖色系の街並の中で映える色であって欲しい。今回の新型スイフトのカラーデザインでもこの2色は特にこだわり、それぞれに今の時代に合った質感や深みを与えることを命題とし、開発しました。特にバーニングレッドパールメタリックについては、早い段階から何度も試作車でトライしながら煮詰めていきました。

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