2015年12月17日
リコール届出番号 3725
V-ストローム1000のリコールについて
スズキ株式会社は、V-ストローム1000について、下記のリコールを国土交通省に届け出いたしました。
ご愛用の皆さまには、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。
対象となるお客様には、お知らせのダイレクトメール、またはスズキ販売店等からご案内させていただきますが、お早めに最寄りのスズキ車販売店へご連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。
リコール詳細
リコール開始日 | 平成27年12月18日 | |
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不具合の内容 | (1) | 始動装置において、イグニッションスイッチリード線とワイヤーハーネスを接続するカプラの構造が不適切なため、使用過程において、当該カプラ内部の端子が、被水により腐食することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、腐食が進行して導通不良となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあります。 |
(2) | ワイヤーハーネスの配索設計が不適切なため、燃料タンク裏面と干渉していることがあります。そのため、そのまま使用を続けると、走行中の振動によりワイヤーハーネスの被覆が摩耗して短絡し、エンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあります。 | |
(3) | バッテリーのアース端子の固定位置が不適切なため、使用過程において、アース端子に電気が流れにくくなることがある。そのため、そのまま使用を続けると、最悪の場合、スターターモータが作動せず始動不能となるおそれがあります。 | |
改善の内容 | 全車両に対して以下(1)、(2)、(3)の改善措置を行います。 | |
(1) | 全車両、カプラに防水カバーを追加するとともに、カプラ端子部を点検し、腐食を確認した場合は、イグニッションスイッチリード線とワイヤーハーネス一式を交換します。 | |
(2) | 全車両、ワイヤーハーネスを点検し、配索を適切な位置に変更するとともに、被覆に摩耗を確認した場合は、補修またはワイヤーハーネス一式を新品に交換します。 | |
(3) | 全車両、アース端子を正規な位置に固定するとともに、外装チューブを耐熱性向上品に交換します。 |
対象車両
車名 | 型式 | 通称名 | リコール対象車の車台番号 (シリアル番号)の範囲及び製作期間 |
リコール 対象車の台数 |
備考 |
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スズキ | EBL-VU51A | 「Vストローム」 | VU51A-100007~VU51A-101029 平成26年5月20日~平成26年9月19日 |
1,023 | (1) (2) (3) |
(計1型式) | (計1車種) | (製作期間の全体の範囲) 平成26年5月20日~平成26年9月19日 |
1,023台 |
改善箇所説明図(1)


始動装置において、イグニッションスイッチリード線とワイヤーハーネスを接続するカプラの構造が不適切なため、使用過程において、当該カプラ内部の端子が、被水により腐食することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、腐食が進行して導通不良となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあります。

改善の内容
全車両、カプラに防水カバーを追加するとともに、カプラ端子部を点検し、腐食を確認した場合は、イグニッションスイッチリード線とワイヤーハーネス一式を交換します。

識別: | 右側シートレールに緑色のシールを貼付します。 |
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改善箇所説明図(2)


ワイヤーハーネスの配索設計が不適切なため、燃料タンク裏面と干渉していることがあります。そのため、そのまま使用を続けると、走行中の振動によりワイヤーハーネスの被覆が摩耗して短絡し、エンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあります。

改善の内容
全車両、ワイヤーハーネスを点検し、配索を適切な位置に変更するとともに、被覆に摩耗を確認した場合は、補修またはワイヤーハーネス一式を新品に交換します。

識別: | 右側シートレールに緑色のシールを貼付します。 |
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改善箇所説明図(3)


バッテリーのアース端子の固定位置が不適切なため、使用過程において、アース端子に電気が流れにくくなることがある。そのため、そのまま使用を続けると、最悪の場合、スターターモータが作動せず始動不能となるおそれがあります。

改善の内容
全車両、アース端子を正規な位置に固定するとともに、外装チューブを耐熱性向上品に交換します。

識別: | 右側シートレールに緑色のシールを貼付します。 |
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ご注意
対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がありますので、詳しくは最寄りの販売店にお問い合わせください。
対象車の製作期間は、ご購入の時期とは異なります。