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この日内陸のマンリュウ近くでは朝方、霧が発生するなど雲も多少ある天候となったが基本的には好天に恵まれた。昨日は、ラリー見物に押し寄せた大観衆により2つのステージがキャンセルされたが、この日スペシャルステージがキャンセルされる事は無かった。しかし観客の数は昨日同様非常に多く特に名物ステージのSS15、SS18のビラドロウでは、数万人の観客がラリーを楽しんだ。 このレグ3は、今までで一番フラットで幅が広く、比較的走り易いコースコンディションになっている。
しかし落とし穴もある。コース自体は走り易いが、ジュニアWRCのマシンは、WRカーの後を走るため彼らがインカットした為に路面にはじき出された大量の土や石でマシンを壊さぬよう注意して走らなくてはならない。
チーム スズキ イグニス、目指すは3台完走! 3つのチーム スズキ イグニスは、ここまでの結果から十分に開発データも取れたという事で狙いを完走に絞り無理をせず残りのSSを走り抜く作戦に出た。この作戦を受けドイツチームのシェレ選手は堅実に走るもSS14でスピン、一つ順位を下げながらもSS15でまた9位に戻すなど、アグレッシブな一面も見せた。フィンランドのユハ選手は、トランスミッションの不調が完全に直らないままでの走行となり、苦しい展開となった。やはり無理をせず堅実に走る事になった。また日本人ドライバー、丹羽選手は終始好調でトラブルも無く順調にSSをこなしていく。しかし、さすがに初めて経験する長丁場、トータルで約2000キロもの距離を走るだけにその表情には疲れが見えてきた。集中力を維持する為に気合を入れる。
WRC第4戦、ジュニアWRC第2戦はドイツチーム、フィンランドチームは最後まで走りきり、モンテカルロにつづいて2台が完走するという好結果を得た。シェレ選手: 「今日も凄い観客だったが昨日と違い危ないところは無かった。コース自体はとても走り易いがところどころ、石が掘り起こされてパンクしないように気を使ったね。とにかく初めてだったしタフなラリーだったけど完走できてとても嬉しい。イグニスはよく走ってくれたし自分自身ターマックの走りにもなれてきたので今後が楽しみだ。もっとも次はアクロポリスだから今回とは全く違う条件になるけどね。でも次も頑張るよ。本当に応援ありがとう。」 ユハ選手: 「このカタルニアは僕にとって2回目のターマックラリー(舗装路面)だったけどとてもいい経験になった。僕はもともとグラベルラリーが得意だが、これである程度自信もついたよ。今回に関してはトランスミッションの不調などマイナーなトラブルはあったけどマシンのポテンシャルもだいぶ上がって来たし、FF車での走り方も大分慣れてきたので次が楽しみだね。アクロポリスは僕の得意なグラベル(未舗装路面)、今までは初めてのことが多かったけど僕のまた別の一面を見せる事が出来ると思う。 僕自身も楽しみだし、皆さんも楽しみにしていて欲しい。」 丹羽選手: 「最後の最後で本当に残念です。チームのみんなやスズキの方には迷惑をかけてしまって申し訳ないと思っています。ただ僕自身としては当初の目的である、"とにかく経験を積む"という点については全部のSSを走った事でほぼ達成できたし、これから戦っていく上でとても大事な事を沢山学んだので満足はしています。特にぺ−スノートの大切さ、そしてペースをあげる為のノートの作り方については今後に向けての大きな課題になりました。それからもう一つ、大切な事は体力です。とにかく長くて苦しいタフなラリーを走りきるための体力は必要不可欠ですね。最後のクラッシュも体力不足からくる注意力の衰えだと思います。次はもっとタフなアクロポロスですから今から体を鍛え直してがんばります。 応援ありがとうございました。」 次回のジュニアWRCは、約2ヶ月後となる6月12日から16日にかけて開催されるWRC第7戦、ジュニアWRC第3戦アクロポリス・ラリー。今回得た経験を何処まで生かせるのか、チーム スズキ イグニスの闘いが楽しみだ。 |
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