2008年6月26日
スズキ、「エスクード」に新エンジンを搭載して発売
スズキ株式会社は、本格的四輪駆動のSUV (多目的乗用車)「エスクード」に新エンジンを搭載するなどの大幅な改良を施し、6月26日より発売する。
「エスクード」は、1988年の発売以来、コンパクトSUVの先駆者として20年間に亘り、都会に映えるスタイル、快適なオンロード性能ながら、いざと言うときには頼もしい4WD性能など、走る楽しさや感動を提供できるSUVとして好評を得ている。
今回の一部改良では、走行性能と快適性の更なる向上を目指し、新開発の3.2Lと2.4Lエンジンを搭載するとともに、静粛性を全速度域で向上させた。また、ダイナミックで安定感のあるエクステリアや、機能を向上させつつ、より洗練されたインテリア、多数の先進機能を採用するなど、快適なオンロード性能と本格オフロード性能に磨きをかけた。
「エスクード」の主な特長
2種類の新開発エンジンを搭載
V6-3.2Lエンジン
- 「3.2XS」に、最高出力165kW (224PS)/6,200rpm、最大トルク284N・m (29.0kg・m)/3,500rpmの大排気量3.2Lエンジンを搭載し、高出力と豊かなトルクによる胸のすく加速と、滑らかで余裕のある走りを実現した。
- 高出力と低燃費を両立する、吸排気VVTシステムを採用した。
直4-2.4Lエンジン
- 「2.4XG」、「2.4XE」に、最高出力122kW (166PS)/6,000rpm、最大トルク225N・m (22.9kg・m)/4,000rpmの新開発2.4Lエンジンを搭載し、街中から高速道路まで扱いやすく、キビキビとした走りを実現した。
- エンジンの回転数に合わせて吸気効率の最適化を図る、スズキ初のロータリーバルブ式可変吸気システムを採用し、パワーとトルクを向上させた。
- エンジンの静粛性を高めるバランサーシャフトを採用した。
静粛性の向上
- 前後プロペラシャフトのジョイントに、振動伝達の少ない「スライド可能式等速ジョイント」を採用した。
- フロントおよびリヤドアトリム下部に、車外からの騒音の侵入を抑えるシールゴムを追加した。
- エンジンとトランスミッションの締結剛性を向上させ、振動・騒音を抑制した。
ダイナミックで安定感のあるエクステリア
- 「エスクード」の持つ力強くスポーティーなイメージを踏襲し、よりワイド感と立体感を追求した新デザインのフロントバンパー及びフロントグリルを採用した。
- 新開発の大径18インチタイヤと18インチアルミホイール (「3.2XS」) 及び、17インチアルミホイール (「2.4XG」) を装着した。
- LEDサイドターンランプ付ドアミラー (「2.4XE」を除く) と、リヤブレーキにベンチレーテッドディスクブレーキを採用した。
より洗練されたインテリア
- 燃費計や航続可能距離などを表示するマルチインフォメーションディスプレイを搭載したメーターを採用した。
- センタースピーカーを採用した。
- 照明付ステアリングスイッチを採用した。 (「2.4XE」を除く)
- オートライトシステムを採用した。 (「2.4XE」を除く)
ESP(R)※1に新機能を追加
- LOCKモード時にスイッチを入れると、エンジンブレーキだけでは十分に減速しないような下り坂を、ドライバーのブレーキ操作なしに一定速度 (4H LOCKで約10km/h、4L LOCKで約5km/h) で降坂することができるヒルディセントコントロールをAT車に設定※2した。
- 上り坂での発進時に、ドライバーがブレーキペダルからアクセルペダルに足を踏みかえる一定時間 (最大2秒)、ブレーキをかけ続けて車両の後退を防止する、ヒルホールドコントロールをAT車に設定※2した。
機能と装備の充実
- 約45~約100km/hで定速走行が設定できるクルーズコントロールシステムを採用した。 (「2.4XE」を除く)
- 「3.2XS」に、先行車との距離をミリ波レーダー※3で測定し、設定した距離を維持するよう自動的に加速・減速するアクティブクルーズコントロールシステム (ACC 車間距離維持システム) をメーカーオプション設定※4した。
- 「3.2XS」に、先行車との距離をミリ波レーダー※3で測定し、衝突が避けられないとコンピュータが判断した場合、自動でブレーキをかけて衝突時の被害を軽減する、プリクラッシュセーフティーシステム (PRECRS 衝突軽減ブレーキシステム) ※5をメーカーオプション設定※4した。
- 「3.2XS」及び「2.4XG」のHDDナビゲーションシステム装着車に、携帯電話をつないで要望を伝えることでオペレータが設定を行うサービスや、最速ルートの探索機能が利用できる会員制の有料情報サービス「カーウイングス※6」を3年無料で設定した。
- ※1 ESPはDaimler AGの登録商標です。
- ※2 「3.2XS」に標準装備、「2.4XG」のSRSカーテンエアバッグ・フロントシートSRSサイドエアバッグ+ESP(R)メーカーオプション装着車に装備。
- ※3 ミリ波:波長1~10mmの電波。光を利用するレーザー波にくらべ、天候に影響されにくい。
- ※4 「ACC」と「PRECRS」は「3.2XS」にセットでメーカーオプション。2008年9月から販売開始。
- ※5 プリクラッシュセーフティーシステム (PRECRS 衝突軽減ブレーキシステム) は車両を完全に停止させるシステムではありません。
- ※6 カーウイングスは日産自動車 (株) の登録商標であり、日産が提供する情報サービスです。 (敬称略)
(カーウイングスの3年無料について)- カーウイングスの3年無料は、新規購入された場合に限ります。
- 車両登録日から3年後の月末まで無料でご利用いただけます。
- 携帯電話の通信料/通話料は別途必要となります。
- 一部の携帯電話は利用できない場合があります。
販売目標台数 (年間)
エスクード | 7,200台 |
---|
メーカー希望小売価格 (消費税込み)
★は写真添付の機種
商品名 | 機種名 | エンジン | 駆動 | 変速機 | 価格 (円) | |
---|---|---|---|---|---|---|
エスクード | 2.4XE | 2.4L DOHC VVT |
フルタイム 4WD |
5MT | 1,942,500 | |
4AT | 2,047,500 | |||||
2.4XG | 5MT | 2,089,500 | ||||
4AT | 2,194,500 | |||||
3.2XS | 3.2L DOHC VVT |
5AT | 2,625,000 | ★ |
- * パールホワイト塗装車は21,000円高。
- * 「3.2XS」のHDDナビゲーションシステム装着車は231,000円高、ACC PRECRS装着車262,500円高。
- * 「2.4XG」のMD/CDプレーヤー装着車は31,500円高、SRSカーテンエアバッグ・フロントシートSRSサイドエアバッグ+ESP(R)装着車は126,000円高、HDDナビゲーションシステム装着車は262,500円高。
- * 価格には、リサイクル料金、保険料、税金 (除く消費税)、登録等に伴う費用は含まれない。