2008年9月25日
スズキ、新型「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」を発売
スズキ株式会社は、新型「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」を9月25日より発売する。
「ワゴンR」は、1993年の発売開始以来15年間にわたり「個性的で存在感あふれるスタイリング」「乗り降りや運転のしやすさ」「室内空間の広さ」といった優れたパッケージングにより、年齢、性別を問わない幅広い層のユーザーから高い評価を受け、「軽ワゴン」という新しいジャンルを築き、今年6月に国内累計販売台数300万台※1を達成するなど、軽自動車の先頭を走り続けている。
今回の全面改良では、「快適 スタイリッシュ ワゴンR」を開発コンセプトに、経済性や使い勝手といった軽自動車に求められる基本性能や、室内の快適性や乗降性を向上させながら、より多くの人に愛されるスタイリッシュなデザインを採用した。
さらに広くなった新 ・ 快適パッケージ
- ホイールベース、室内長、前後乗員間距離を拡大して快適な室内空間を実現した。
- フロントは乗降性に優れ運転しやすいヒップポイントを継承。リヤはリヤステップ地上高を低くして、さらにリヤフロアとの段差を少なくし乗降性を向上させた。
躍動感あふれるスタイリッシュなデザイン
- 一目で「ワゴンR」と分かるデザイン。親しみやすさを大切にした「ワゴンR」と、個性を主張する「ワゴンRスティングレー」の2種類のスタイリッシュなデザインを採用。
軽ハイトワゴントップクラス※2の低燃費と扱いやすいエンジン
- 街中での扱いやすさを向上させた自然吸気エンジンを搭載した2WD・CVT車は23.0km/L(10・15モード燃費)を達成した。
- 新開発ターボチャージャーを採用したターボエンジン搭載の2WD・CVT車は21.5km/L(10・15モード燃費)の低燃費とした。
走りと静粛性を高めた新プラットフォーム
- ロングホイールベース化した新プラットフォームと新開発サスペンションにより、操縦安定性能と乗り心地を向上させた。また、走行時の騒音を全域で低減した静かな室内を実現した。
より一層使いやすくなった機能と装備
- 「ワゴンRスティングレー」のターボ車にパドルシフト付き7速CVTを組み合わせた。
- 「ワゴンR」ならではのシートアレンジを継承。荷室には左右独立スライド式ラゲッジボードを採用した。
- 豊富な収納スペースで使い勝手を向上させた。
充実した安全性能
- 「ワゴンRスティングレー」にタイヤ空気圧警報システムを標準装備した。
- 「TS」グレードにSRSカーテンエアバッグを標準装備し、2WD車には走りを安定させるESP(R)※3をメーカーオプション設定した。
- リヤシートベルトが簡単に装着できるように自立式のベルトアンカーを採用した。
販売目標台数(月間)
「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」 | 18,000台 |
---|
メーカー希望小売価格(消費税込み)
商品名 | 機種名 | エンジン | 駆動 | 変速機 | 価格(円) | |
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ワゴンR | FA | DOHC VVT | 2WD | 5MT | 908,250 | |
4AT | 908,250 | |||||
4WD | 5MT | 1,052,100 | ||||
4AT | 1,052,100 | |||||
FX | 2WD | 5MT | 1,044,750 | |||
4AT | 1,044,750 | ★ | ||||
4WD | 5MT | 1,162,350 | ||||
4AT | 1,162,350 | |||||
FXリミテッド | 2WD | 4AT | 1,123,500 | |||
CVT | 1,181,250 | |||||
4WD | 4AT | 1,241,100 | ||||
CVT | 1,298,850 | |||||
FTリミテッド | DOHC ターボ | 2WD | CVT | 1,349,250 | ||
4WD | CVT | 1,466,850 | ||||
ワゴンR スティングレー |
X | DOHC VVT | 2WD | 4AT | 1,254,750 | |
CVT | 1,286,250 | |||||
4WD | 4AT | 1,372,350 | ||||
CVT | 1,403,850 | |||||
T | DOHC ターボ | 2WD | CVT | 1,417,500 | ||
4WD | CVT | 1,535,100 | ||||
TS | 2WD | CVT | 1,554,000 | ★ | ||
4WD | CVT | 1,671,600 |
- * パールホワイト、ミステリアスバイオレットパール、スパークブラックパール塗装車は21,000円高。
- * 「FX」(5MT・4AT)、「FXリミテッド」(4AT)のABS装着車は26,250円高。
- * 「FTリミテッド」のディスチャージヘッドランプ装着車及び、ディスチャージヘッドランプ&コーナリングランプ装着車は52,500円高。
- * 「X」、「T」のオーディオレス仕様車は21,000円安、「TS」は42,000円安。
- * 「TS」(2WD)のESP(R)装着車は63,000円高。
- * 2WD車は前輪駆動。
- * 価格には、リサイクル料金、保険料、税金(除く消費税)、届出等に伴う費用は含まれない。
- * 「FXリミテッド」、「X」のCVT車は10月の発売開始予定。「FA」は12月の発売開始予定。
- ※1 スズキ調べ
- ※2 全高1,550mm以上のハイト型2BOX軽自動車クラス(2008年9月現在スズキ調べ)
- ※3 ESP(R)はDaimler AGの登録商標
新型「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」の主な商品特長
「ワゴンR」の伝統に磨きをかけた、さらに広くなった新・快適パッケージ
- ホイールベース、室内長、前後乗員間距離を拡大し、さらに快適な室内空間を実現した。
- 乗降性に優れ運転しやすいヒップポイントを継承した。
- センタートンネルの段差をなくしたフラットなリヤフロアを採用した。
- 乗降性に優れた低いリヤステップを採用した。
- リヤステップとリヤフロアの段差を5mmとし、さらに乗り降りのしやすさを向上させた。
躍動感あふれるスタイリッシュなデザイン
エクステリア
- 「ワゴンR」らしさを大切にした、「ワゴンR」と「ワゴンRスティングレー」2種類のスタイリッシュなエクステリアデザインを採用した。
- 「ワゴンR」らしさを強調する、前傾したルーフやラウンドしたバックドアを採用した。
- 躍動感を表現するボンネットからルーフに続くラインや、ショルダー部に沿って連続した勢いのあるベルトラインを採用した。
- サイドボディーパネルは質感を高め、抑揚が強く立体感あふれるデザインとした。
<ワゴンR>
- 「ワゴンR」の伝統である縦目の大型ヘッドランプと、質感の高いメタリック塗装のフロントグリルを採用した。
- 「FX」グレードに13インチ大径タイヤと新デザインのホイールキャップを採用した。
- 「FXリミテッド」、「FTリミテッド」グレードに14インチ大径タイヤとシャープな新デザインのアルミホイールを採用した。
<ワゴンRスティングレー>
- 個性を主張する厚みのあるフロントマスクを採用した。
- サイドまで回り込んだヘッドランプに、スケルトンクローム仕様のフロントグリルを横一文字に配し、ラウンド感を強調した。
- 高級感あるアルミ蒸着塗装を施したリヤコンビネーションランプを採用した。
- 「TS」グレードに15インチの大径タイヤと新デザインのアルミホイールを採用した。
車体色
- 「ワゴンR」は「日本人の心に響く色」をテーマに、日本の空をイメージした「ブリーズブルーメタリック」と、桜の花をイメージした「ブルームピンクメタリック」の新色を含む、全9色の車体色を設定した。
- 「ワゴンRスティングレー」は、月光を反射して輝く金属をイメージした新色「ルナグレーパールメタリック」を含む、全8色を設定した。
インテリア
- 「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」それぞれのキャラクターにあわせたデザインとし、上質な空間を実現した。
- インパネシフトを採用するなど、高い実用性とスタイリッシュさを融合させた。
<ワゴンR>
- 爽やかで親しみやすいライトグレー内装を採用した。
- 左右に連続した造形で開放感を演出するインパネを採用した。
- 速度表示が見やすい大型自発光メーターを採用した。
- ふっくらとしたボリューム感のあるフロントベンチシートを採用した。
- モダンなゆらぎ柄のシート表皮を採用した。
<ワゴンRスティングレー>
- シルバー加飾によりコントラストを強めた、精悍なブラック内装を採用した。
- 高級感のあるブラックのセンターパネルを採用した。
- 「T」、「TS」グレードにオーディオスイッチ付の本革巻ステアリングホイールを採用した。
- 立体目盛りとブルーグラデーション照明を採用した自発光3連メーターを採用した。
- 「TS」グレードのインパネ、フロントドアトリム、フロントドアスピーカーにブルーイルミネーションを採用した。
- 高級感のある専用シート表皮を使った縫製シートを採用した。
軽ハイトワゴントップクラス※2の低燃費と扱いやすいエンジン
改良NA-VVT
- シリンダーヘッド周りの冷却性改善と吸気系のレイアウトを最適化し、低速トルクを向上させることで街中での扱いやすさを高めた。
- 2WD・CVT搭載車は23.0km/L(10・15モード燃費)を達成した。
- 「T」、「TS」グレードにオーディオスイッチ付の本革巻ステアリングホイールを採用した。
- 「FA」、「FX」の2WD・4AT搭載車は22.0km/L(10・15モード燃費)を達成した。
新開発ターボエンジン
- 高過給圧化した新ターボチャージャーを採用し、47kW(64PS)の高出力を実現した。
- CVTとの組み合わせにより、力強い加速性能と登坂性能を実現した。
- 2WD車は21.5km/L(10・15モード燃費)の低燃費を達成した。
走りと静粛性を高めた新プラットフォーム
- ロングホイールベース化した新プラットフォームと新開発サスペンションにより、操縦安定性能と乗り心地を向上させた。
- 最小回転半径4.2mを実現した。(13インチタイヤ装着車)
- 走行時の騒音を全域で低減した静かな室内を実現した。
フロントサスペンション
- 新開発のフロントサスペンションは、サスペンションフレーム形状を最適化し操縦安定性能を向上させた。
- フロントスタビライザーの取り付けレイアウトを改善し乗り心地を向上させた。(「FA」、「FX」グレードを除く)
- ウレタンバンプストッパーの採用により乗り心地を向上させた。
リヤサスペンション
- ショックアブソーバー取り付け位置変更により乗り心地を向上させた。
- トレーリングアームへのアクスル取り付けブッシュレイアウトを最適化し、乗り心地を向上させた。
- ラテラルロッドの車体取り付け剛性をアップし操縦安定性能を向上させた。
- ウレタンバンプストッパーの採用により乗り心地を向上させた。
主な静粛性対策
- 吸音タイプの成形天井を採用した。
- ダッシュサイレンサーの拡大や液封エンジンマウントの採用によりエンジンの透過音や振動を低減するとともに、フロントウェザーストリップの2重シール化やドアミラー形状の最適化により風騒音を低減した。
- 「ワゴンRスティングレー」は、エンジンルーム内に吸音処理を施し、エンジンからの放射音を低減するとともに、ダッシュサイドパネル内に吸音材を挿入することで、風騒音やエンジン透過音を低減した。
より一層使いやすくなった機能と装備
便利で快適な機能と装備
- キーレスプッシュスタートシステムを採用した。(「FA」、「FX」グレードを除く)
- シフトインジケーター/オドメーター/トリップメーター/燃料計/瞬間燃費/平均燃費/航続可能距離を表示するマルチディスプレーを採用した。
- 抗アレルゲン+カテキン・エアフィルター付きのエアコンを採用した。
- 左右独立スライド式ラゲッジボードを採用した。
- 「ワゴンRスティングレー」の「T」、「TS」グレードにパドルシフト+7速マニュアルモード付CVTを採用するとともに、オートライトシステムを標準装備した。
- 「ワゴンRスティングレー」に運転席シートリフターを採用した。
豊富な収納スペース
- 歴代「ワゴンR」で好評の助手席シートアンダーボックスを採用した。
- リッド付のインパネボックスを採用した。
- プッシュ式インパネドリンクホルダーを採用した。(「ワゴンRスティングレー」は自動フルオープンタイプ)
- 「ワゴンR」に、薄型ティッシュボックスを置けるオープンタイプのインパネトレーと、独立したグローブボックスを採用した。
- 「ワゴンRスティングレー」に、使いやすい上下2段式の大型グローブボックスとフロントアームレストボックスを採用した。
多彩なシートアレンジ
- フルフラットや助手席を前に倒して広く使える多彩なシートアレンジと、好評のワンタッチダブルフォールディングリヤシートを継承した。
- より適切なドライビングポジションを提供するため、フロントシートのスライド量及びスライド段数を増やした。
- 大人2人がゆったりくつろげるようリヤシートを大型化し、シートスライド量を増加した。
充実した安全性能
- 「ワゴンRスティングレー」の「TS」グレードに、SRSカーテンエアバッグとフロントシートSRSサイドエアバッグをセットで標準装備した。
- 「ワゴンRスティングレー」の「TS」グレードの2WD車に、走りを安定させるESP(R)※3をメーカーオプション設定した。
- イモビライザーを全車に標準装備した。
- 「ワゴンR」の「FTリミテッド」グレードのディスチャージヘッドランプ装着車に、軽自動車初※4の舵角センサー対応コーナリングランプをメーカーオプション設定した。※4 2008年9月現在スズキ調べ
- リヤシートベルトが簡単に装着できる自立式バックルを採用した。