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2000年4月13日


エンジンを一新するなど「ジムニーワイド」を改良し新発売




 スズキ株式会社は、1300cc小型四輪駆動車「ジムニーワイド」について、新型エンジンを搭載するなどの改良をし、4月13日より全国一斉に発売する。

 ジムニーワイドは、全長3,550mm×全幅1,600mmのコンパクトで運転しやすい車体に、軽快に回る1300ccエンジンを搭載し、街中での日常使用では快適な乗り心地できびきびと走り、オフロードでは本格クロスカントリー4×4としての優れた悪路走破性を発揮する、運転する気持ちよさ、楽しさにあふれた小型四輪駆動車である。

 今回の改良は、エンジンを一新し、M13A型1300ccDOHC16バルブVVTエンジンを搭載。中低速域から高速域まで一層力強さを増し、静粛性も向上した。また、平成12年排出ガス規制に対応し、さらに排出量を基準値よりも25%以上低減し、環境にも配慮した。


●「ジムニーワイド」の主な改良点
 
(1)一層力強く、環境にも配慮した新型エンジンを搭載
M13A型1300cc DOHC16バルブVVTエンジンを搭載。運転条件に応じて取り入れる空気の量を加減し、効率よくエンジン能力を発揮するVVT(バリアブル・バルブ・タイミング)機構を採用。中低速域から高速域まで一層力強く、扱いやすさを向上した。
タイミングチェーンに音の静かなタイプを採用し、エンジンヘッドカバーの共鳴を低減する等、徹底して騒音と振動を抑え静粛性に優れたエンジンとした。
低排出ガス車認定制度に基づく平成12年基準排出ガス25%低減レベルを達成し、環境にも配慮した。2000年9月30日まで、自動車取得税率も1%減免される。
エンジン内部の換気を積極的に行う新方式を採用。エンジンオイルの劣化を遅らせ、オイルの寿命を延ばし、メンテナンス性を向上した。
(2)安全性への配慮
国内安全基準はもちろん、新欧州安全基準に基づく社内テストをクリアし、高度な衝突安全性を実現した「軽量衝撃吸収ボディー TECT(テクト)」(Total Effective Control Technology)を採用。
運転席と助手席に、SRSエアバッグ、シートベルトプリテンショナー、シートベルトフォースリミッターを全車に標準装備。
リヤシートベルトにチャイルドシート固定機構を採用。
5MT車には、クラッチを踏まないとエンジンがかからないクラッチスタートシステムを採用。
全車にABSを標準装備。
(3)その他の変更
前後バンパー及びオーバーフェンダー、サイドスプラッシュガードをシルバーメタリックとした2トーン塗装を採用した。
オプションスイッチに照明を追加し、夜間の視認性を向上。


● 販売目標台数(月間)         500台


● メーカー希望小売価格 (消費税を含まず)

商品名エンジン駆動トランス
ミッション
価格
(単位・円)
ジムニーワイド1300cc
DOHC16バルブ
VVT
4WD5MT1,505,000
4AT1,603,000