2001年 8月 1日
スズキ株式会社は、このほど軽自動車「アルト」の累計生産台数400万台を達成した。 「アルト」は1979年5月に軽四輪ボンネットバンタイプで「全国標準現金価格47万円」の価格設定で発売した。当時の軽乗用車・ボンネットバンが50万円〜60万円超の価格帯であったなかで、直線基調のスマートかつ現代的なデザインや、47万円の低価格、「全国標準現金価格」という画期的な価格政策などにより発売直後から大ヒットし、軽四輪車ブームを呼んだ。 軽四輪車は経済性の高さ、使いやすさ、運転しやすさなどの特長で数多くのお客様に愛用されている。乗用車は通勤・通学や買い物、家族の送迎など家庭で毎日使用する「生活車」として、商用車は個人商店や中小の工場・事業所、農家などで人や荷物を運ぶ「仕事車」として使用されることが多く、また公共交通機関が不便な地方では生活必需品として活躍するなど、日本の車社会の中で重要な役割を果たしている。 アルトは発売以来、軽四輪車本来の特長である経済性の高さや乗りやすさ、運転しやすさなどを追求したベーシックなモデルとして開発し、「生活車」また「仕事車」として多くのお客様にご愛用をいただき、今回の400万台の達成に至った。 なお現行型のアルトでは、アイドリングストップシステムを採用し10・15モード燃費30km/リットルを達成した低燃費車の設定や、「平成12年排出ガス基準」(アルトバンは軽商用車対象の平成14年排出ガス基準)に軽自動車で初めて「優‐低排出ガス」認定を取得するなど、先進の環境技術も積極的に採用している。 ○「アルト」の歩み
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