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2003年 1月22日


経済的・実用的な2シーター軽乗用車「ツイン」発売
− 軽自動車として初めてハイブリッドシステム搭載車を発売 −


ツイン


 スズキ株式会社は、新型軽乗用車「ツイン」を1月22日より全国一斉に発売する。
 
 「ツイン」は、市販軽四輪車初のハイブリッドシステム搭載車と、660ccのガソリンエンジン搭載車を設定した2シーター(運転席・助手席の2座席)軽乗用車である。国産軽四輪車としては最小サイズの車体を採用しながら2シーターとしたことで、室内は広く実用的に使え、また、ハイブリッド車(ハイブリッドA)で10・15モード燃費34km/リットルの超低燃費と、ガソリン車(ガソリンA)で低価格49万円の高い経済性も実現させた。コンパクトサイズで省資源が特長の軽自動車のなかでも、一段と社会と環境に優しい新型車である。主な特長は以下の通りである。
 
軽自動車として初めてハイブリッドシステム搭載車を販売
ハイブリッドシステムを市販軽自動車で初めて採用し、10・15モード燃費34km/gの超低燃費を実現させた(ハイブリッドA)。このシステムは加速時など、エンジンにかかる大きな負担をモーターアシストにより軽減することでエンジンが効率よく働き燃費が良い。
ハイブリッドシステムは、エンジンとトランスミッションの間に薄型モーターを配置した軽自動車に相応しいコンパクトなシステムを自社開発した。
エンジンを自動停止するアイドリングストップシステムも採用。信号待ちや渋滞などの停止時にエンジンを自動で停止させる。CO2の排出量を最小限に抑えるとともに低燃費に貢献している。
 
使い勝手の優れたコンパクトな車体
国産軽四輪車最小サイズの全長2,735mmとすることで、国内四輪自動車では最小の回転半径3.6mを実現。特に街中などで、取りまわしが良く運転が快適である。また、専用のコンパクトボディに合わせ車体の補強を追加し、衝突安全性に対応している。
室内は、フロントガラスを前方に配置することで開放的な前方視界と広い室内空間を提供。メーターパネルを中央に配置することで低く平らなインストルメントパネルも実現した。
バックウインドーは、ワンタッチで開閉できるハッチタイプで、車外から荷室への荷物の出し入れが手軽に行える。
荷室は一般的なスーツケース1つが入る広さを確保。さらに助手席を前方に倒すと平らに荷室とつながり、ゴルフバッグなどの大きな荷物を積載するときに利便性が高い。
荷室床面にはマルチボックスを設置。室内側から開くことができるフタ付で、小物の収納に役立つ。
 
コンセプトカーを再現したスタイリッシュな外観デザイン
外観は、タイヤハウス周りとバンパーを緩やかな曲線でつなげ、前後の丸いタイヤハウスに丸い球状の車体をのせたような特徴的なデザインを採用。四輪を四隅に配した安定感のあるデザインとしながら、丸みを強調した表情の豊かなデザインとした。
1999年の東京モーターショーに出品し好評を博したコンセプトカー「Pu-3コミュータ」の基本デザインを活かし、市販車に再現した。
 
環境への配慮
排ガス性能は、全車「平成12年基準排出ガス75%低減レベル〔超−低排出ガス〕」認定を取得。また、全車、平成22年度燃費基準も達成し「グリーン税制」に適合しており、ガソリン車は自動車取得税が9千円軽減され、ハイブリッド車は自動車取得税率が3%から0.8%に軽減される。(平成15年3月31日届出まで)


●目標販売台数(月間)  「ツイン」    200台

●全国希望小売価格(消費税を含まず) ★は写真添付
商品名 ドア パワートレーン 機種名 駆動・変速機 価 格 (単位・円)
ツイン 2ドア ハイブリッドシステム ハイブリッドA 2WD・4AT 1,290,000
ハイブリッドB 2WD・4AT ★1,390,000
ガソリンエンジン ガソリンA 2WD・5MT 490,000
ガソリンB 2WD・3AT 840,000
「ハイブリッドB」はメーカーオプション:エアコン、パワーステアリング、パワードアロック、キーレスエントリー、フルホイールキャップを装着。
4輪ABSは標準装備。
ハイブリッド車はアイドリングストップ機構付。
ハイブリッド車の「ハイブリッドA」(129万円)は3月から受注生産し、「ハイブリッドB」(139万円)は1月22日からの発売です。