●「チョイノリ」の主な特長 |
1. | 軽量化・簡素化を追求し59,800円の低価格と乾燥重量39kgの軽量・コンパクト化を実現 |
| ・ | 主用途を「通勤や通学、買い物など近距離の移動」に絞り込んで、基本設計の段階から適切なエンジン出力や車体の構造、必要な機能を見直し、軽量化、合理化、低コスト化、高品質を追求した。 |
| ・ | 各部品のコンパクト化や、新開発エンジン・新設計フレームの採用、樹脂部品の集約 等により従来車との比較で約4割の軽量化※1を実現した他、部品点数を約3割削減※2、ボルト・ナット類の締め付け箇所を約5割削減※3するなど設計・生産段階での合理化を追求し、59,800円の低価格を実現した。
(※1〜3:スズキの既存モデルの中で最もベーシックなタイプ「レッツIIスタンダード」との比較) |
| ・ | エンジン組立はスズキ本社工場(静岡県浜松市)、車両組立は豊川工場(愛知県豊川市)と、国内で生産する。 |
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2. | シンプルな機能美と曲線を活かしたキュートなデザイン |
| ・ | シンプルでコンパクトな車体を、曲線を活かしたキュートなデザインでまとめた。丸型のヘッドライトやウインカーレンズが特長的な表情を演出している。 |
| ・ | 樹脂部品には塗装を省いた材料着色樹脂を使用しながら、白、青、黒、黄、オレンジ、ベージュの6色と豊富な車体色を設定した。 |
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3. | 軽量・コンパクトな新開発4サイクル50ccエンジンを搭載 |
| ・ | 基本設計段階で、製品の用途や車体に対して適切なエンジン出力とした新開発4サイクル50ccエンジンを採用した。 |
| ・ | 放熱性、耐磨耗性を高めながら、軽量・コンパクトなエンジンとするために、めっきシリンダーを採用した。これはガソリンを燃焼させるシリンダー内にライナー(鋳鉄の筒)を入れずに、シリンダーにめっき処理をするもので、従来は加工費が高コストのため大型スポーツバイクなどに採用されていた。スズキは、低コストかつ従来の5倍以上のスピードでめっき処理できる新技術「高速めっきシリンダー」を開発し、今回の新エンジンに導入した。 |
| ・ | 新技術「高速めっきシリンダー」の導入などにより、新開発エンジンは従来の4サイクル50ccエンジン(スズキ車)より4割の軽量化を達成した。 |
| ・ | 30km/h定地燃費で76km/リットルの低燃費とした。 |