ホームに戻るニュースリリーストップに戻る
2001年11月12日


静かで振動が少ない大型4サイクル船外機
「DF140」(140馬力)を発売


     「DF140」


スズキ株式会社は、スズキ4サイクル船外機シリーズに「DF140」(140馬力)を追加し、12月21日より全国一斉に発売する。

スズキ4サイクル船外機「DF」シリーズは、主に釣舟やプレジャーボート向けに10機種(9.9〜115馬力)がラインナップしており、静粛性が高く振動が少ないため乗り心地が良い、排出ガスがクリーンなため快適、燃費が良く経済性が高い 等の特長でユーザーから好評を得ている。

今回発売の「DF140」は、DFシリーズで最大排気量(2,045cc)・最大馬力の船外機となり、大排気量を生かしたゆとりある性能を備え、最上級機種にふさわしい静粛性の高さと力強い走行性能が特長である。


「DF140」の主な特長
(1)アイドリングから高速まで静粛性が高く、しかもパワフルな新開発エンジンを採用
昨年発売し、市場で高い評価を得ている4サイクル船外機DF90/115のDOHC4気筒16バルブエンジンをベースに排気量・出力をアップさせた新エンジンを採用。
EPI(電子制御燃料噴射装置)、排気効率の良い4−2−1排気システムを採用。エンジンの始動性、アクセルレスポンスが良く、また同馬力の2サイクル船外機と比べ、燃費を大幅に向上させた。
EPA(アメリカ環境保護庁)が定めた段階的排ガス規制値及び国内自主規制値(2006年度のレベル)に対応※、更に65%以上低い数値が求められるCARB(カリフォルニア州大気資源局)が定めた排ガス規制値(2008年度のレベル)にも対応※している。
信頼性・耐久性の高いチェーン式カムドライブシステムを採用。また、自動油圧式のカムチェーンアジャスターを採用し、メンテナンス性を高めた。
 
(2)振動を低減させ、コンパクト化に寄与するオフセットドライブシャフトシステムを採用
新機構のオフセットドライブシャフトシステム(エンジン出力軸とプロペラに回転を伝えるドライブシャフトをオフセットし、ギヤにより一次減速する機構)を採用。船外機を船体に取りつけるブラケットにエンジン重心が近づくため、振動が少なく、また、慣性による舵取りへの影響が少ないため運転しやすい。
複合二段式カムドライブシステムの採用によりエンジンを小型化し、コンパクトな外観とした。
推進効率に優れる大ピッチ・大径プロペラを新開発し採用。発進時から高速域までゆとりある力強い走行ができる。
 
(3)使う人に配慮した便利な機構
エンジンオイルの交換時期を知らせるスズキ独自の「お知らせ機能」付。交換時期に達すると、ブザーとランプの点滅で操船者に知らせる。
オーバーヒートやエンジンの油圧低下が発生した場合、エンジンを制御するコンピューターが自動的に回転数を下げ、タコメーター内のランプで異常を伝える警告システムを採用。
エンジン内部に残る海水を簡単に洗い流すことのできるフラッシングポートを採用。
ステアリング方式にリモコンタイプ(車のように、運転席で舵取り・アクセル・シフト操作をするタイプ)を採用。
 
 
メーカー希望小売価格 (消費税を含まず。一部地域を除く)
DF140T  1,540,000円  (トランサムL仕様)