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2006年 9月26日


スズキ、燃料電池を搭載した電動車いす「MIO(ミオ)」を開発し、
国際福祉機器展に参考出品


MIO


スズキ株式会社は、ハンドル操作型の電動車いす「セニアカー」に、燃料電池を搭載した「MIO」を開発し、9月27日(水)から29日(金)まで開催される「第33回国際福祉機器展H.C.R.2006」(会場:東京ビッグサイト)に参考出品する。

燃料電池セニアカー「MIO」は、ダイレクトメタノール型燃料電池ユニットを搭載した電動車いすであり、液体燃料を使用する燃料電池で発電し、モーター駆動により走行する。

これまでの家庭用電源などからの充電を必要とした、鉛蓄電池搭載のセニアカーとは異なり、液体燃料を充填する燃料電池ユニットの搭載により、利便性を向上させるとともに、連続走行距離を大幅に伸ばした。

 

●燃料電池セニアカー「MIO」の主な特長

従来の鉛蓄電池に代わり、小型かつ軽量のダイレクトメタノール型燃料電池と、補助バッテリーである大容量のリチウムイオン電池を搭載した。
燃料電池ユニットの搭載により、充電を不要とした。メタノール水溶液一回の充填(4L)で40km以上の長距離走行が可能である。
安定感のある車体に、ボディーガードを兼ねた大型アームレストを採用した。
バーハンドルの両端に球形ノブを採用した新型ハンドルを採用し、大きく曲がるときに手首への負担を減らし、ハンドル操作をしやすくした。
スプリング効果のあるメッシュタイプ生地のシートを採用し、クッション性・通気性を向上させ、乗り心地や快適性を高めた。
大型液晶パネルを採用し、燃料の残量や発電状態などを読み取りやすくした。

 

スズキは、同国際福祉機器展に以下の福祉車両、電動車両も展示する。

 
【福祉車両】
エブリイ 車いす移動車(補助シート付)
ワゴンR 車いす移動車(リヤシート付)
 
【電動車両】
セニアカー「ET4D」
タウンカート
モーターチェア
カインドチェア
ジョイモービル