2008年2月29日

スズキ、先進安全自動車 「ワゴンR ASV-4」「スカイウェイブ250 ASV-4」
の公道実証実験を開始

スズキ株式会社は、平成20年3月より神奈川県において、先進安全自動車「ワゴンR ASV-4」「スカイウェイブ250 ASV-4」の公道走行実験を開始する。この実験は国土交通省の「先進安全自動車(ASV)推進計画」に基づくものである。今回は同計画の第4期にあたり、車車間通信を利用した安全運転支援システムの実証実験に参画するため、実験車を開発した。

ワゴンR

「先進安全自動車(ASV)推進計画」は、先進技術を駆使して安全運転の支援を実現し、交通事故低減に貢献することを目的として1991年より国土交通省が主体となり、国内全ての自動車、二輪車メーカーが参加して活動が行なわれている。今回の実証実験では、車車間通信を利用した安全運転支援システムの実用化に向け、公道(一般道路、高速道路)で開始されるものである。

国土交通省は、同実験を栃木県、神奈川県、愛知県及び広島県にて行う計画で、スズキは神奈川県で「出会い頭衝突防止システム」と「追突防止システム」の実証実験を行う。今回開発した安全運転支援システムは、電波による車車間通信機を用いて車両相互に位置・方向・速度などの情報を交換し、他車両と衝突の可能性がある場合に音と画面表示で運転者に知らせるものである。

具体的には見通しの悪い交差点等において車両が一旦停止してから再発進しようとした際、運転者が優先道路側の他車両を見落とす可能性があり、このような場合に音と画面表示により注意喚起することで安全運転支援を行うことができるものである。

スズキは、交通事故削減のための先進自動車技術の開発推進等を通して、これからの交通社会に求められる安全技術の研究を引き続き行っていく。

※ASV:Advanced Safety Vehicle(先進安全自動車)の略。

ASV-4ロゴ
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