2007年7月3日
スズキ、北米・欧州で新型二輪車を投入開始
スズキ株式会社は、大型二輪車の販売が好調に推移している北米・欧州市場において、以下の3つのカテゴリーでの3機種のフラッグシップモデルを含む新型二輪車11機種を、それぞれの市場で2008年モデルとして投入し、順次販売を開始する。
スポーツモデル
Hayabusa1300 (GS×1300R)

- スズキの大型スポーツバイクのフラッグシップモデル。
- 1999年に初代「Hayabusa1300」を発売開始以来、初のモデルチェンジとなる。
- 従来からのコンセプトである「アルティメット・スポーツ=究極のスポーツバイク」を踏襲し、最新の技術を投入しながら、高い空力特性を持つデザインを採用した。
- 排気量は1299cm3から1340cm3にアップし、SDTV (Suzuki Dual Throttle Valve)、ツインフューエルインジェクター、チタン製吸排気バルブなどを採用した。
- ライダーの好みに応じて出力特性を3つの中から選択できるS-DMS (スズキドライブモードセレクター) を採用。
- フロントブレーキをラジアルマウントキャリパーに変更するなど、エンジン性能向上に合わせ車体各部も変更した。
ネイキッドモデル
B-KING (GS×1300BK)

- スズキの大型ネイキッドバイクのフラッグシップモデル。
- 大胆で質感が高いスタイリングを持ち、スズキの最新技術を投入し、動力性能・運動性能においてもクラストップレベルとした。
- エンジンは「Hayabusa1300」と共通の1340cm3の排気量で、ネイキッドモデルのカテゴリーではトップクラスの最高出力を実現した。
- ライダーが任意に2つのエンジン特性を選択できるS-DMS (スズキドライブモードセレクター) を装備。
- フロントブレーキにラジアルマウントキャリパーを採用したほか、フルアジャスタブル前後サスペンションなど足回りの性能も充実させた。
クルーザーモデル
SUZUKI BOULEVARD C109R (欧州でのモデル名はINTRUDER C1800R)
- クラシックモデル伝統のリジッド風フレームワークを採用したスタイリングに、クラシックタイプの1,783cm3 DOHCエンジンを搭載する大型クルーザーのフラッグシップモデル。
- リヤタイヤには240サイズを採用するなど迫力ある外観を実現した。
- ライダーのブレーキ操作を補助する前後連動ブレーキを採用した。
その他の新型モデル
SUZUKI BOULEVARD M109R2 (欧州でのモデル名はINTRUDER M1800R2)
- 大型パワークルーザー「SUZUKI BOULEVARD M109R」のネイキッド (ビキニカウル無し) バージョン。
- ヘッドライド回りの外観をスリムにし、スポーティーな雰囲気を演出した。
GSX650F
- エントリーユーザー及びスタイリング・性能・価格のベストバランスを求めるユーザーをターゲットに開発したスポーツモデル。
- 「バンディット650」と共通のフレームに、水冷エンジン、SDTV (Suzuki Dual Throttle Valve) 付きフューエルインジェクションなどを採用し、スポーティーなフルカウルのスタイリングにまとめあげた。
RM-Z450
- 世界トップレベルのライダーだけでなく、多様な乗り方を楽しむユーザーにも広く受け入れられるよう開発したモトクロス競技車。
- 量産モトクロス専用車としては初のバッテリーレス燃料噴射装置 (フューエルインジェクション) を採用し、始動性や走行フィーリングを向上させた。
- 剛性バランスを最適化した新設計のアルミフレームを採用した。
- 変速機を従来の4速から5速に変更した。
その他、子供向け入門用オフロードモデルの「DR-Z70」、最新のRM-Zシリーズの流れを汲むスポーティなスタイリングのデュアルパーパスモデル「DR-Z125/L」、スズキ初の前後16インチホイールを装備したスクーター「SIXteen 125/150 (UX125/150)」 (欧州のみ販売) なども順次販売開始していく。