2007年9月28日

第40回東京モーターショー2007への出品概要

スズキ株式会社は、第40回東京モーターショー2007に次の内容の出品を行う。

<2007年10月26日~11月11日 (一般公開は27日より) 千葉市幕張メッセ、主催:社団法人 日本自動車工業会>

四輪車ブースでは、前回に引き続き「小さなクルマ、大きな未来」をテーマに、スズキが得意とする「小さなクルマ」が「大きな未来」を拓いていくという考えに基づき、スズキらしいクルマづくりの「精神」や「技術」によって広がる『未来』を提案する。

二輪車ブースでは、「走る喜び・使う楽しみ・持つ幸せ」をテーマに、お客様がスズキのバイクに触れ、愉しむことができる展示を行う。

主な展示車

四輪車

参考出品車

【コンセプト Kizashi 2 (コンセプト キザシ 2)】

世界初出品
コンセプト キザシ 2

トップアスリートの持つ躍動感と、内からあふれる未知なる期待感をデザイン表現として取り入れた、クロスオーバースポーツワゴン。ビジネスからレジャーといった幅広いフィールドで、アクティブに人生を楽しむ幅広い層のユーザーに提案する。デザインは「品格」、「躍動感」という2つのキーワードを軸に、走りへの高揚感・所有する満足感を高めるエモーショナルなシルエットを採用。スズキ最大排気量の3.6LV型6気筒エンジンは6速ATとの組み合わせにより、力強い加速フィーリングだけではなく高速でのクルージングにおいても、クラスを越えた走りを実現。また、環境に配慮したハイブリッドエンジン等も視野にいれている。

「SUSTAINABLE MOBILITY (PIXY+SSC)」(サステイナブルモビリティ)

サステイナブルモビリティ

一人乗りの低速移動ツール「PIXY(ピクシー)」と、このツールと合体して自動車としての移動を可能にする、シェアリングシステムに基づく軽自動車型移動ユニット「SSC(エスエスシー)」による、人にやさしい"SUSTAINABLE MOBILITY(サステイナブルモビリティ)"という新しい乗り物の概念を提案する。2007年5月に経済産業省から発表された「次世代自動車・燃料イニシアティブ」で掲げられている、「世界一やさしいクルマ社会」構想にも沿った新しい都市交通を生み出す移動ツールであり、新たなパーソナルモビリティとシェアリングシステムの可能性を提案する。

【PIXY】

世界初出品

"歩道でも、屋内でも、人との共存を可能にする人にやさしいモビリティ"をコンセプトにした、一人乗りの低速移動ツール。誰もが簡単に操作でき、「SSC」などの移動体ユニットとの連携によって、クルマに乗る人だけでなく、すべての人に乗り物のもたらす喜びを提供する。

【SSC(スズキ・シェアリング・コーチ)】

世界初出品

一人乗りの低速移動ツール「PIXY」が乗り込み、合体・接続して自動車としての移動を可能にする軽自動車型の移動ユニット。共同使用(シェアリング)する移動ユニットは「PIXY」を2台乗せることができる軽自動車ユニット「SSC」だけでなく、スポーツカーユニット「SSF」やボートユニット「SSJ」など、生活のシーンに合わせて様々なユニットの使い分ける新たなパーソナルモビリティとシェアリングシステムの可能性を提案する。

【X-HEAD(エックス・ヘッド)】

世界初出品
エックス・ヘッド

「X-HEAD」は、従来に無い多様な価値をもたらす新ジャンルの"クロスユーティリティビークル"である。高い走破性を持つ「ジムニー」、「エスクード」、高い積載性を持つ「キャリイ」のDNAを受け継ぎ、機能的な頼もしさを備えた。「X-HEAD」というネーミングは乗る人のライフスタイルや価値観に合わせて様々な用途に対応するこのクルマの未知なる可能性を意味している。 ライフスタイルに合わせた荷台ユニットを組み合わせることが可能で、大人2人が寝泊まりできる"キャンパー"、街でクールに乗りこなす"ファッション"など、乗る人の"遊び心や好奇心"を刺激する。また、さまざまな道路状況での救難・救助を想定した"レスキュー"など、社会的使命にも応えることが可能な、タフで楽しいクルマを提案する。

【PALETTE(パレット)】

世界初出品
パレット

子供といる時間を大切にしたいファミリー、仲間と一緒に楽しみたい若者をターゲットとした新しい軽自動車。エモーショナルなスタイリングと4人がゆったり座れる広い室内空間を高度にバランスさせ、軽自動車にかつてない最上のくつろぎを与えた。また、両側パワースライドドアと低床フラットフロアを採用した革新のパッケージングにより、さまざまなライフシーンでの使い勝手を向上させている。

海外生産参考車

【SPLASH(スプラッシュ)】

日本初出品
スプラッシュ

2008年春より欧州市場に投入し、スズキが得意とするミニセグメントでの拡販を図る世界戦略車。活動的なライフスタイルを楽しむ、明るく元気な家族に焦点を当て、わくわくする色使い、新鮮なデザインや運転の喜びなどを楽しめるコンパクトカーとしている。

モータースポーツ・参考出品車

【SX4 WRC 2007】

2008年シーズンから本格参戦するWRC(世界ラリー選手権)に向けて、「ラリー・ド・フランス」、「ウェールズラリーGB」の2戦にテスト参戦する「SX4 WRC 2007」を参考出品する。

電動車いす参考出品

昨年、国際福祉機器展に出品した、燃料電池を搭載した電動車いす「MIO(ミオ)」の燃料電池性能を向上させ、外観デザインをより洗練させたモデルを参考出品する。

市販車

スイフト/スイフトスポーツ/エスクード/SX4/SX4セダン/ワゴンR/ワゴンRスティングレー/セルボ/MRワゴン Wit/ジムニー/エブリイ車いす移動車

二輪車

参考出品車

【Biplane(バイプレーン)】

世界初出品
バイプレーン

より多くの人にバイクの楽しさを感じ、バイクに興味を持ってもらいたいという願いを込めた"「バイクで走る喜び」を形にしたデザイン提案モデル"である。「飛行機に乗っているようなイメージ」をキーワードとし、バイクと飛行機という全く違う乗り物から感じる共通の感覚をイメージしてもらうために提案。機械であるのにやわらかさを感じさせる懐かしい「複葉機」(バイプレーン)の造形をデザインモチーフとし、キャノピーに覆われていないその開放感を表現した。エンジンはV型4気筒エンジンを縦置きにレイアウトしている。

【crosscage(クロスケージ)】

世界初出品
クロスケージ

シンプル・小型・軽量の空冷式燃料電池システムと高性能二次電池を組み合わせることにより、最適な電力制御が出来る燃料電池車である。 燃料電池ユニットには、低燃費性能と素早い起動が特徴の、インテリジェントエナジー社(英国)製のものを採用し、また二次電池には安全で環境負荷の低いリチウムイオン電池を採用した。 地球環境に負荷をかけないだけでなく、シンプルで小型・軽量であることから、スズキらしいスポーティーなスタイルの実現にも貢献している。

【Hayabusa1300(GSX1300R)】

Hayabusa1300(GSX1300R)

1999年の「初代」発売開始以来、北米や欧州市場へ投入し続けているスズキ大型スポーツバイクのフラッグシップモデル。独特のスタイリングと圧倒的なエンジンパワーが同市場で高く評価され、好調な販売を維持してきた。発売開始から9年目となる今年、更なる進化を目指して高い空力特性に基づいたスタイリングを進化させるフルモデルチェンジを行った。マン・マシン一体の「ワンピース」コンセプトによる「ライダーも空力特性を構成する要素のひとつである。」という考えのもと、ライダーの乗車姿勢などを慎重に検討。エンジンの排気量をアップし、エンジン性能を向上させると同時に、より優れた空力特性と魅力的なデザインを実現した。
(北米・欧州地域では販売を開始している。)

【B-KING(GSX1300BK)】

B-KING(GSX1300BK)

2001年の第35回東京モーターショーにコンセプトモデルとして参考出品し、高い評価を得たスズキの大型ネイキッドバイクのフラッグシップモデル。2001年のショーモデルのコンセプトを受け継ぎ、提案を現実のものにするだけではなく、そこに新たな機能や性能を加え、より魅力的な商品としてお客様にお届けする。 スズキのアイデンティティを表したモデルとして、力強く個性的なボディスタイルで圧倒的な存在感を表現するとともに、スズキの最新技術を投入し、ネイキッドモデルのカテゴリーではクラス最高の出力を実現するなど、動力性能・運動性能においてもクラストップレベルに仕上げている。
(北米・欧州地域では販売を開始している。)

参考技術展示

【3次元カム式エンジン】

「今ある資源を有効に活用すること」の技術提案として、「3次元カム式エンジン」を参考技術展示する。2003年の東京モーターショーより展示してきたスズキの「3次元カム式エンジン」は、低速・低負荷域から高速・高負荷域まで、エンジン特性を連続可変させる「3次元カム」を採用することにより、全域での最適な燃費効率と出力特性を両立し、従来の同サイズのエンジンより20%程度の走行燃費向上及び最大6%の全回転域でのトルク向上を実現している。また、スロットルバルブを廃止することにより、ポンピングロスも大幅に削減した。

その他参考出品車

大型車5台/原付車1台/レース参戦車3台/海外生産車4台

市販車

大型車10台/キッズ用オフロード車1台

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