2007年11月27日
スズキ、中国に二輪車生産・販売の合弁会社を設立

スズキ株式会社は、中国江蘇省常州市に、二輪車の生産・販売を行う合弁会社「常州豪爵鈴木摩托車有限公司」を設立することを決定し、本日調印した。
スズキは中国において、広東省江門市の「江門市大長江集団有限公司」(以下「大長江」)と1993年から技術提携により二輪車の生産を行ってきた。今回新たに「大長江」に出資を行っている「中国富洋実業」、「香港豪爵投資」とスズキの3社による新会社として合弁契約を締結したものである。
新会社は、上海市から西に約160Kmに位置する常州高新技術産業開発区の土地に、鋳造、機械加工、エンジンおよび車体組立などを備えた工場を建設し、2009年春からの稼動を計画している。当初の生産能力は50万台で、排気量125ccを中心としたスズキ及び「大長江」独自ブランドの二輪車を製造し、「大長江」の国内販売網を通じて販売を行う計画である。
中国の二輪車市場は地方都市や農村を中心に拡大を続けており、スズキは中国で二輪車生産・販売台数第一位の「大長江」の出資会社と新会社を設立することにより、中国国内での拡販を図るとともに、新会社をスズキ小型二輪車の重要な輸出基地のひとつとしていく。
新会社の概要
社名 | 常州豪爵鈴木摩托車有限公司 |
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所在地 | 中国・江蘇省常州市 |
資本金 | 880百万元(約136億円) |
出資比率 | スズキ40%(352百万元、約54.6億円)、中国富洋実業50%、香港豪爵投資10% |
敷地面積 | 880,000m2 |
生産品目 | 125ccを主体としたスズキ二輪車及び大長江ブランドの二輪車 |