2011年3月2日

スズキ、ジュネーブモーターショーへの出品概要

コンセプトカー「SWIFT S-CONCEPT」を参考出品

コンセプトカー「SWIFT S-CONCEPT」

スズキ株式会社は、3月3日から13日(*)にスイスのジュネーブで開催される第81回ジュネーブモーターショーに、コンセプトカー「SWIFT S-CONCEPT」を参考出品する。

(*)プレスデーは3月1~2日、一般公開=3月3~13日

「SWIFT S-CONCEPT」

「SWIFT S-CONCEPT」は、2010年秋から欧州で販売を開始した新型「スイフト」をベースとして、「More Sporty & Exciting!」をキーワードに、スイフトのデザインをよりスタイリッシュかつスポーティーに演出したコンセプトカーである。開発コンセプトは「走行性能を突き詰めたプレミアムコンパクトスポーツ」とし、胸躍る感動を提供したいというスズキのブランド哲学の一面を具体化した。
広い車幅と低く構えたスタイリングに、ダイナミックなフロントとリアのバンパー、大型リアスポイラー、18インチの大径タイヤを装着し、どっしりとした存在感と安定感を表現した。またヘッドランプとリヤコンビランプも精悍さを強調する専用デザインとした。車体色にはスズキのスポーツマインドのDNAを引き継ぐイエローを採用。高彩度かつ深みを感じる特別色とする事で、スズキブランドの中心的価値である「エキサイトメント」を表現した。

その他の出品車

欧州市場で販売している「SWIFT」、「SPLASH」、「ALTO」、「KIZASHI」、「JIMNY」、「GRAND VITARA」、「SX4」を出品する。

鈴木俊宏 取締役専務 海外営業本部長のスピーチの骨子

  • 自動車メーカーを取り巻く環境は日々刻々と変化をしており、世界的な合従連衡、再編、新たな自動車メーカーの台頭、次世代環境対応車の参入など、自動車メーカーに取ってはまさに『激動の時代』と言っても過言ではない。
  • 時代の変化に対応できる企業となるべく、スズキも、インドでの増産体制確立、他メーカーとの提携など、新たな挑戦・投資をおこなっている。
  • スズキの四輪販売では、2008年からの世界不況以降、市場低迷により苦戦をしてきたが、2010年、アジアでの好調な販売により四輪車の世界販売台数が暦年では過去最高となる259万台を記録した。欧州では、2009年にスクラップインセンティブで伸ばした台数をカバーしきれず、対前年比84%となる24万台となったが、11年以降台数を取り戻し、早期にリーマンショック以前の台数を取り戻すべく更なる拡販を目指す。
  • 今やスズキを代表するモデルである新型スイフトも昨年9月に世界に先駆け欧州から発売を開始した。世界戦略車第1弾として2004年に発表した先代スイフトおよび新型スイフトの世界累計販売台数は今年1月に200万台を達成することが出来た。また先代モデルに引き続いて新型スイフトも様々な賞をいただいた事は「スイフト」というブランドが世界で認知された証であると確信している。この新スイフトを軸に、欧州市場の需要を重視して開発された各世界戦略車の販売を強化していく。
  • この新型スイフトの開発では、スポーツ性能・環境面の両立も重要な目標であった。
  • 先代スイフトには、よりスポーティーな味付けを施した「スイフトスポーツ」があり、日常ユースでも運転自体を楽しんでいただき、より多くのお客様のライフスタイルに合わせることができた。またスイフトスポーツは、モータースポーツシーンでも活躍してきた。お蔭様で今では欧州各国で大変多くの「スイフトスポーツ」ファンが誕生している。
  • スイフトはいつの時代も「スズキ=スポーティー」というイメージを牽引してきた。今回スズキは新型スイフトをベースに、スポーティーさ、さらにはスズキ製品のコアバリューである『Straightforward』と『Spirit』を表現した。
  • 本日出品している「SWIFT S-CONCEPT」は、スイフトの特徴である力強いフォルムをベースに、よりワイドかつローダウンしたボディと18インチの大径タイヤを採用することで、スイフトが小型車である事を感じさせない存在感を演出している。そしてダイナミックなフロントとリアのバンパーと、後方に装着されている大型スポイラーにより、更なる「力強さ」を表現した。また、室内は、車体色と同様の黄色をアクセントに採用することで、スポーティーさを演出している。スポーティーと実用性の両方を考慮し、かつ流麗なつくりはスズキのものづくりの繊細さを表している。
  • スズキのものづくりのスピリットを兼ね備えたこの「SWIFT S-CONCEPT」で、スイフトのさらなる可能性を感じて頂きたい。
  • スズキは、お客様の日々の生活に「Excitement (create a wow!)」という要素を足す手助けになりたいという思いがある。スズキは小型車のスペシャリストとして、環境と経済性の両面を今後も重視しながらも常に単なる移動手段ではない、wow!な気持ちを与えることができる商品を提供したいと考えている。
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