2015年6月30日

スズキ、「新中期経営計画(2015~2019年度)
SUZUKI NEXT 100」を発表

- 創立100周年・次の100年に向けた経営基盤の強化 -

スズキ株式会社は、2015年からの5ヵ年における「新中期経営計画SUZUKI NEXT 100」を策定いたしました。
当社グループは、2020年に創立100周年を迎えることから、さらに次の100年も成長し続けるために、「チームスズキ」で、ものづくりの基盤整備と仕事の進め方の総点検をグローバルで行い、経営の土台を盤石なものとする5年間と位置付け、経営基盤の強化に取り組んでまいります。
当社グループは、新中期経営計画のもと、一丸となって企業価値の向上を図るとともに、持続的に成長することを目指してまいります。
「新中期経営計画SUZUKI NEXT 100」の概要は以下のとおりです。

「新中期経営計画SUZUKI NEXT 100」
- 創立100周年・次の100年に向けた経営基盤の強化 -

Ⅰ.基本方針

社是の第一に掲げる「消費者(お客様)の立場になって価値ある製品を作ろう」の原点に立ち戻り事業基盤を強化してまいります。

II.スズキの事業戦略

1.四輪車事業

  • 軽~C、SUVセグメントの商品に集中し、拡大する世界の小型車市場に対応
  • 開発効率化のためにプラットフォームの集約とガソリンエンジンの開発を集中
  • 5年間で20モデルの新型車を全世界に投入
  • 日本、インドを中心とするアジアが主力(日本…軽自動車シェア30%以上、小型車10万台以上、インド…乗用車シェア45%以上)
  • 日本、インド、インドネシア、タイ、ハンガリーをグローバルカー生産拠点化

2.二輪車事業

  • 選択と集中(商品、地域)による赤字体質からの脱却
  • スズキの特徴を明確にした商品の開発(150cc以上、バックボーン、スポーツ)

3.船外機事業

  • 世界一の4ストローク船外機ブランドを目指す「THE ULTIMATE 4-STROKE OUTBOARD」
  • アメリカ市場での販売を重点的に強化、アジア市場の開拓

III.中期経営目標

連結売上高は、一歩一歩着実に増加させ、過去最高となった07年度(3兆5,024億円)を早期に上回るよう目指してまいります。
成長のための投資と経営基盤の強化とのバランスをとりながら、企業価値の向上に向けた取り組みを着実に進めてまいります。

1.中期経営目標値

  2014年度実績 2015年度公表値 2019年度目標
連結売上高 3兆155億円 3兆1,000億円 3兆7,000億円
営業利益率 6.0% 6.1% 7.0%
株主
還元
ROE 6.9% 8~10%
配当性向 15.6% (27円/株) 15%以上
研究開発費 1,259億円 1,300億円 2,000億円
(5ヵ年累計設備投資) (累計1兆円)
  • ※為替レート前提…1米ドル=115円、1ユーロ=125円、1インドルピー=1.85円、100インドネシアルピア=0.90円、1タイバーツ=3.50円

2.世界販売台数

  2014年度実績 2015年度公表値 2019年度目標
四輪車 日本 76万台 65万台 70万台
欧州 20万台 21万台 28万台
アジア 172万台 193万台 220万台
その他 20万台 20万台 22万台
合計 287万台 298万台 340万台
二輪車 日本 7万台 7万台 7万台
欧州 4万台 5万台 7万台
北米 4万台 5万台 6万台
アジア 140万台 157万台 150万台
その他 21万台 22万台 30万台
合計 176万台 196万台 200万台
  • ※本資料に記載した目標値、予想値は、現時点で入手可能な情報及び仮定に基づき算出したもので、リスクや不確実性を含んでおり、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。
  • ※実際の業績は、様々な要因の変化により大きく異なることがありえますことをご承知おき下さい。実際の業績に影響を及ぼす可能性がある要因には、主要市場における経済情勢及び需要の動向、為替相場の変動(主に米ドル/円相場、ユーロ/円相場、インドルピー/円相場)などが含まれます。
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