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2018年11月1日

スズキ、2019年3月期第2四半期決算を発表

-7~9月期はインドルピー安等により営業利益減、4~9月期は増収増益となるも減速-

1. 第2四半期決算の業績概況

当第2四半期の連結売上高は1兆9,294億円と前年同期に比べ983億円(5.4%)増加、営業利益は1,985億円と前年同期に比べ256億円(14.8%)増加しましたが、インドルピーをはじめとする新興国通貨安の影響等により、当第1四半期に比べ増収幅、増益幅が縮小する減速決算となりました。
一方、経常利益はインドでの受取利息増加など一過性の要因もあり2,323億円と前年同期に比べ454億円(24.3%)増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,362億円と前年同期に比べ320億円(30.7%)増加となりました。
なお、配当金につきましては、中間配当金は1株につき37円(前年中間配当30円)、年間配当予想は1株につき74円と、前回予想を据置きとさせていただきます。

2. 各セグメントの状況

四輪事業につきましては、国内売上高は昨年末に投入した「スペーシア」、「クロスビー」の販売貢献等により前年同期を上回りました。海外売上高はインドでの販売増等により前年同期を上回りました。この結果、四輪事業の売上高は1兆7,613億円と前年同期に比べ922億円(5.5%)増加しました。営業利益はアジア、日本での損益改善等により1,855億円と前年同期に比べ231億円(14.2%)増加しました。
二輪事業につきましては、売上高はインドでのスクーターの販売貢献等により1,263億円と前年同期に比べ19億円(1.5%)増加しました。営業利益は40億円と前年同期に比べ3億円(7.4%)増加しました。
マリン事業他につきましては、売上高は大型船外機「DF350A」の北米を中心とした販売貢献等により418億円と前年同期に比べ42億円(11.1%)増加しました。営業利益は北米での損益改善等により90億円と前年同期に比べ22億円(32.6%)増加しました。
所在地別の業績につきましては、日本、アジア、その他の各所在地で増収増益となりました。

3. 連結業績予想

連結業績予想につきましては、当第2四半期の実績を反映するとともに、販売台数見通し、為替前提等を見直しし、以下の通り修正いたします。当社グループは一丸となってあらゆる分野での改革に取り組み、以下の連結業績予想以上を達成すべく事業活動を展開してまいります。

(連結業績予想…通期)
売上高 3兆8,000億円(前期比 1.1%増)
営業利益 3,500億円(前期比 6.5%減、前回予想比 100億円増)
経常利益 3,900億円(前期比 1.9%増、前回予想比 400億円増)
親会社株主に帰属する当期純利益 2,200億円(前期比 2.0%増、前回予想比 150億円増)
(為替レート) 1米ドル=108円、1ユーロ=130円、1インドルピー=1.56円、
100インドネシアルピア=0.77円、1タイバーツ=3.35円

※連結業績予想については、現時点で入手可能な情報及び仮定に基づき算出したもので、リスクや不確実性を含んでおり、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績は、さまざまな要因の変化により大きく異なることがありえますことをご承知おき下さい。実際の業績に影響を及ぼす可能性がある要因には、主要市場における経済情勢及び需要の動向、為替相場の変動(主に米ドル/円相場、ユーロ/円相場、インドルピー/円相場)などが含まれます。