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企業ニュース

2022年11月8日

スズキ、2023年3月期第2四半期決算を発表

・第2四半期累計決算は増収増益。売上構成変化等の改善、販売増加、為替円安効果等が寄与。
・業績予想を上方修正。第2四半期累計決算の進捗、および販売台数の見直しや為替円安の状況を反映。

1.第2四半期累計(4~9月)決算の業績概況

4~9月期の業績は、売上高は2兆2,175億円となり前年同期に比べ5,439億円(32.5%)増加しました。営業利益は1,643億円となり前年同期に比べ652億円(65.8%)増加しました。経常利益は1,923億円となり前年同期に比べ441億円(29.7%)増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,151億円となり前年同期に比べ146億円(14.5%)増加しました。

2.第2四半期(7~9月)決算の業績概況

(1)連結決算の状況

売上高は1兆1,541億円となり前年同期に比べ3,259億円(39.3%)増加しました。販売増加や為替円安等により増加し、全ての四半期において過去最高となりました。営業利益は898億円となり前年同期に比べ452億円(101.2%)増加しました。原材料価格高騰の影響を増収効果等によりカバーしたことによります。経常利益は1,025億円となり前年同期に比べ651億円(174.1%)増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は568億円となり前年同期に比べ411億円(260.2%)増加しました。

(2)各セグメントの状況

① 四輪事業

売上高は、台数増加や為替円安効果等により、1兆271億円と前年同期に比べ2,872億円(38.8%)増加しました。営業利益は717億円と前年同期に比べ357億円(98.9%)増加しました。売上構成変化等の改善、販売増加、為替円安効果等が寄与。

② 二輪事業

売上高は896億円と前年同期に比べ282億円(45.8%)増加、営業利益は70億円と前年同期に比べ45億円(185.4%)増加しました。インド等での販売増加や売上構成変化等の改善、および為替円安効果等が寄与。

③ マリン事業

売上高は345億円と前年同期に比べ106億円(44.1%)増加、営業利益は105億円と前年同期に比べ51億円(94.2%)増加しました。北米での船外機販売の堅調な推移、および為替円安効果等が寄与しました。なお、売上高、営業利益とも全ての四半期で過去最高となりました。

④ 所在地別

日本、アジア、その他地域は、台数増加および売上構成変化等の改善等により増収増益となりました。欧州は、原材料価格高騰および製品の供給不足に伴う販売減少等により減益となりました。

3.連結業績予想

世界的な景気後退リスクが高まっているとの認識に変わりはありませんが、上期決算の進捗、および販売台数見直しや為替円安を反映し、業績予想を前回予想から上方修正いたしました。

売上高 4兆5,000億円(前期比 26.1%増、前回予想比 6,000億円増)
営業利益 2,900億円(前期比 51.5%増、前回予想比 950億円増)
経常利益 3,200億円(前期比 21.7%増、前回予想比 1,000億円増)
親会社株主に帰属する当期純利益 1,900億円(前期比 18.5%増、前回予想比 550億円増)
(為替レート) 1米ドル=136円、1ユーロ=138円、1インドルピー=1.72円

4.配当

当期の中間配当金は、1株につき前期の中間配当金より5円増配となる50円とさせていただきました。
年間配当金につきましては、半導体を含む部品供給不足の影響が不透明なこと、および世界経済の動向を見極めるため、未定とさせていただきます。

  • ※連結業績予想につきましては、リスクや不確実性を含んでおり、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績は、様々な要因の変化により大きく異なることがありえますことをご承知おき下さい。実際の業績に影響を及ぼす可能性がある要因には、主要市場における経済情勢及び需要の動向、為替相場の変動(主に米ドル/円相場、ユーロ/円相場、インドルピー/円相場)などが含まれます。