●ケニー・ロバーツJr.選手のプロフィール |
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1973年7月25日 アメリカ・カリフォルニア生まれ |
1988年 | 初レース(モトクロス)に出場 |
1989年 | 初ロードレース ミニバイクレースに優勝 |
1990年 | ロードレース(ウィロースプリングスシリーズ)にシリーズ参戦 GP250ccクラスで5勝を獲得 |
1993年 | 世界グランプリに初参戦。 アメリカGP 250ccクラス決勝10位 |
1995年 | 世界グランプリ 250ccクラスランキング8位(ヤマハ) |
1996年 | 世界グランプリ 250ccクラスランキング13位(ヤマハ) |
1997年 | 世界グランプリ 500ccクラスランキング16位(モデナス) |
1998年 | 世界グランプリ 500ccクラスランキング13位(モデナス) |
1999年 | 世界グランプリ 500ccクラスランキング2位(スズキ) |
2000年 | 世界グランプリ 500ccクラス チャンピオン(スズキ) |
Rd01 |
3月 |
19日 |
南アフリカ |
予選3位 |
決勝6位 |
シーズンイン前のテストから絶好調ぶりを見せていたケニー・ロバーツJr.は、予選3番手を獲得すると決勝レースでもスタートからトップに立ってレースをリード。しかし、滑りやすい路面コンディションに苦戦し、さらにレース後半にはリアタイヤの消耗からポジションをダウン。しかし、懸命に走りきって6位入賞を果たし、チャンピオン獲得に向けてまずまずのスタートを切ることに成功した。 |
Rd02 |
4月 |
2日 |
マレーシア |
予選1位 |
決勝1位 |
公式予選でポールポジションを獲得したロバーツは、スタートに失敗して大きく出遅れるものの、1周ごとにぐんぐん順位を上げる激しい追い上げで7周目にトップに浮上。2位以下を引き離す走りを見せていた16周目に雨が降りはじめ、レースは赤旗中断。規定周回数の2/3をクリアしていたためにレースはこのまま成立し、2レース目にして早くも今シーズン初優勝を獲得した。 |
Rd03 |
4月 |
9日 |
日本 |
予選1位 |
決勝2位 |
昨年の日本GPがツインリンクもてぎで行われたため、鈴鹿サーキットはロバーツにとってスズキでの初レース。しかし予選初日から好調さを見せつけたロバーツは、地の利を生かす日本人ライダーを尻目に2戦連続でポールポジションを獲得。決勝レースでも、序盤からトップ争いを展開し、ホンダ、ヤマハ、スズキによる4台のトップ争いからノリック阿部(ヤマハ)とともに抜け出し、終盤に一騎打ちを展開。惜しくも0秒2差で2位に終わったものの、序盤3戦で早くもチャンピオン争いのランキングトップに立った。 |
Rd04 |
4月 |
30日 |
スペイン・ヘレス |
予選4位 |
決勝1位 |
グランプリの本拠地となるヨーロッパラウンドの初戦となったスペインGPは、12万人にも及ぶ大観衆が詰めかけた大熱戦。ここでもスタートからトップに立ってレースをリードしたロバーツが、レース中盤には2位以下に6秒以上の差をつけてトップを独走。しかし、16周を消化した時点でまたも雨が降りはじめ、レースは赤旗中断、2ヒート制で行われることに。しかしロバーツは、雨上がりのヒート2でも後続との差を冷静に計算してトップグループを走行。両ヒート合計タイムで、見事今シーズン2勝目を獲得した。 |
Rd05 |
5月 |
14日 |
フランス |
予選4位 |
決勝6位 |
Rd06 |
5月 |
28日 |
イタリア |
予選6位 |
決勝6位 |
Rd07 |
6月 |
11日 |
スペイン・カタルニア |
予選3位 |
決勝1位 |
今シーズン2度目の開催となるスペインは、チームのメインスポンサーであるテレフォニカ・モビスターのお膝元。8万人を越える観衆で埋まったカタルニアサーキットで予選3位を獲得したロバーツは、序盤からトップグループを走行し、すぐにトップに浮上。そのまま後続を引き離し、今シーズン3勝目を獲得。予選日から雨〜晴れと安定しないコンディションに各チームとも悩ませられるレースとなったが、スズキRGV−Γはコンディションを問わず安定した速さを実証した。 |
Rd08 |
6月 |
24日 |
オランダ |
予選3位 |
決勝リタイヤ |
Rd09 |
7月 |
9日 |
イギリス |
予選2位 |
決勝2位 |
Rd10 |
7月 |
23日 |
ドイツ |
予選1位 |
決勝3位 |
シーズン折り返しともいえる第10戦。昨年のレースで優勝を飾っているザクセンリンクサーキットで、ロバーツは今シーズン3度目のポールポジションを獲得。決勝レースでもスタートからトップに立ったロバーツは、高い気温を考えてタイヤを温存する冷静なレースを運びを披露。レース中盤は4位につけて周回し、ラストラップで先行をパスして3位を獲得。シーズン前半戦をランキングトップで折り返した。 |
Rd11 |
8月 |
20日 |
チェコ |
予選3位 |
決勝4位 |
Rd12 |
9月 |
3日 |
ポルトガル |
予選4位 |
決勝2位 |
Rd13 |
9月 |
17日 |
スペイン・バレンシア |
予選1位 |
決勝2位 |
ヨーロッパラウンドの最終戦となったスペイン・バレンシアGPで、ロバーツは今シーズン4度目のポールポジションを獲得。レース序盤からトップグループを走行し、3番手から2番手にポジションを上げたままレース終盤に突入。高い気温のなかで行われたライダーにもマシンにもキツいレースで、そのまま2位でフィニッシュ。最終戦ブラジルGPを前に、ランキング2位以下に66ポイント差をつけ、チャンピオン獲得に王手をかけた。 |
Rd14 |
10月 |
7日 |
ブラジル |
予選7位 |
決勝6位 |
チャンピオン獲得がかかった1戦。予選7番手グリッドからスタートしたロバーツは、序盤7〜8番手を走行するものの、中盤以降は、タイトル獲得に必要な6番手までポジションアップ。そのまま後続の追撃を抑えて6位でフィニッシュし、見事ロバーツ自身にとって初めてのワールドチャンピオンに輝いた。 |