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2000年12月11日
スズキ、米国にATV(四輪バギー車)生産工場を建設 スズキ株式会社は、米国ジョージア州にATV(四輪バギー車)の新会社を設立し、工場を建設する。生産開始は2002年春の計画で、スズキが単独で米国に生産拠点を設けるのはこれが初めてとなる。 ATV[All Terrain Vehicle=全地形車]は一人乗りのオフロード車で、1982年にスズキが初めて四輪タイプを開発、販売を開始した。その名の通りあらゆる地形での走破性に優れ、最大の市場である米国では、ハンティングやトレールツーリングなどに代表されるレジャー用の他、一部農業用実用車としても利用されている。 現在スズキは世界各地に31カ国60工場の海外生産拠点を展開し、ATVについては3カ国3工場(米国、韓国、台湾)で現地生産を行っている。米国向けのATVとしては、スズキブランドの完成車を日本等から輸出するとともに、スズキが出資する現地の関連会社(Arctic Cat Inc.)にエンジンなどパワートレーンを供給し、相手先ブランドで生産している。 それに加え今回のスズキ単独での工場進出決定は、現在完成車で輸出しているスズキブランド車を現地生産化することにより、為替リスクの軽減、および部品コスト、物流コストの低減を図ることが主な目的である。同時に、市場動向を素早く反映できる機動的な商品供給体制を構築することをねらいとしている。 これによって、ATVの最大かつ成長市場である米国においてスズキATVの一層の販売拡大を目指す他、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、およびイギリスをはじめとする欧州にも輸出を行う計画である。 工場概要は以下の通り。
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